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2013 Rd.18 アメリカGP観戦記1 ベッテル怒濤の八連勝

ベッテルはアメリカGPでも勝利して、夏休み明けの連勝記録を8に伸ばした。 彼はスタートでグロージャンに迫られたものの、イン側をキープしてトップを守り、その後は誰の脅威も受けることなく勝利した。 彼の勝利の要因は、前日の予選にあった。 彼はQ3最後のアタックでセクター2まではウェバーに対して0.2秒の差を付けられていた。それをセクター3だけで逆転。ウェバーはセクター2までは順調だったのだが、セクター3で攻めすぎてしまいミス。予選2位に終わった。 このサーキットは奇数グリッドが有利で、スタートの蹴り出しでは奇数グリッドの方が動きが良かった。そこでウェバーはグロージャンとハミルトンに抜かれてしまい4位に落ちた。 その後、ウェバーはコース上でハミルトンは抜いて、グロージャンに迫るのだが、抜くことはできずに3位に終わった。レース後のインがビューでも予選の失敗のことを話していたので、悔やんで悔やみきれない失敗だった。 今回もそうなのだが、彼らは彼らがすべき事を淡々とこなして勝利している。もちろんマシンがいいので彼らの仕事は比較的簡単に見える。だがそうではない。F1において普通の仕事を普通にするのは非常に難しい。かつてないほど競争は厳しい。マシンはスピードと信頼性のギリギリの部分を狙ってきている。だからこそ8連勝をするのは難しくなる。最速のマシンがあれば、一つ二つ勝つのは難しくはない。かつても他を寄せ付けない速いマシンは何台もあった。だが連勝記録を塗り替えたのはミハエル・シューマッハーであり、セバスチャン・ベッテルである。最速マシンからその全ての能力を引き出すのは一握りの優れたドライバーにだけ許された特権である。だからこそマーク・ウェバーにはできないことがベッテルにはできるのである。

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