2014 Rd.5 スペインGP観戦ガイド マシン・PU編
2014年第5戦として開催されるスペインGPのマシンのセッティングとパワーユニットに関して解説しよう。
【エンジン】
全開率は60%で比較的エンジンには楽なサーキット。
ここは重量のラップタイムに与える影響(フューエル・エフェクト)が大きいサーキットなので、燃費のいいメルセデス・エンジンは有利。
最高速:317km/h(DRS ON時)、305km/h(DRS OFF時)
パワーユニット負荷(1が最も軽く、5が最も厳しい)
エンジン:3、MGU-K:3、MGU-H:3、バッテリー:3
燃料消費:2、エネルギー回収:4
【シャシー】
第一セクターと第二セクターは、空力性能がタイムの鍵を握り、第三セクターは低速区間で、マシンのメカニカルな性能が求められる。空力の安定性を考えると硬めのセットアップにしたいが、低速からの立ち上がりを考えると柔らかくしてトラクションを稼ぎたい。その為、マシンのセットアップのバランスが難しい。
中高速コーナーが多い為、長い直線があるにも関わらず、ダウンフォースのレベルは高いセッティングとなる。多くのチームが新しい空力パッケージを持ち込み、金曜日に試す。その成否が今後のシーズンの流れを決定する。
フューエル・エフェクト:0.40秒/10kg
ブレーキング比率:13%/LAP ブレーキング箇所:8カ所
ブレーキ負荷:中程度
【DRS】
DRSゾーンはメインストレートとバックストレートの2カ所に設定される。
メインストレートの検知ポイントはターン15と最終コーナーであるターン16の間に設置。バックストレートの検知ポイントはターン9の手前になる。ただバックストレートは距離が短く追い抜きは容易ではない。
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