2014 Rd.6 モナコGP観戦ガイド PU・マシン編
今週末に開催されるモナコGPのパワーユニットとマシンの特性を紹介しよう。
【パワーユニット】
エンジンの全開率45%はシーズン中最低であり、エンジンの負荷は少ないサーキットである。だが長い直線がないので、意外と冷却が苦しい。
トップパワーよりも、中間域のドライバビリティが重要でこの点、メルセデスのエンジンは有利。特に超低速のコーナーが二つあるので、低回転でのトルクは欲しい。
今年はトルクが増しているので、マシンのコントロールはより難しくなっている。
燃費が楽なコースレイアウトと、通常(300km)より短い走行距離(260km)のため、100kgより少ない燃料搭載量でスタートする。
最高速度:295km/h(DRS ON)、285km/h(DRS OFF)
エンジン全開率:45%
パワーユニット負荷(1が最も軽く、5が最も厳しい)
エンジン
1
MGU-K
4
MGU-H
3
バッテリー
4
燃料消費
1
エネルギー回収
4
【シャシー】
低速区間の多いサーキットなので、メカニカルな性能が求められる。
鋭い旋回性を求めるためにフロントは硬め、トラクションが欲しいリアは柔らかめにセットアップにするのが基本。
ダウンフォースが最優先されるサーキットである。
抵抗は無視してもダウンフォースが欲しい。
ブレーキング率:21%/LAP(高い)
ブレーキングゾーン:13
ブレーキ寿命:平均的
ギアチェンジ回数:48回/LAP
フューエルエフェクト: 0.28/10kg(低い)
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