2014 Rd.6 モナコGP観戦ガイド タイヤ・作戦編
今週末に開催されるモナコGPのタイヤや作戦について考えてみよう。
【タイヤ】
ピレリはスーパーソフトとソフト・タイヤを持ち込む。スーパーソフトは今年初登場。走り込んでいないので、木曜日のフリー走行で、寿命と特性を見極める必要がある。
スーパーソフトの動作温度領域は低く、ソフトタイヤは高い。モナコの気温次第で、どちらをメインで使用するか判断が分かれるだろう。
モナコはタイヤには優しいコースである。公道なので路面は滑らかで、タイヤを痛めつける高速コーナーもない。
トップに立つとペースをコントロールできるので、わざと遅く走ってタイヤを労る作戦も可能になる。
【ピット戦略】
DRSがあっても追い抜きが難しいのは間違いないので、マルチストップは有利ではない。またピットレーンも長く、速度制限も低い(60km/h)のでできるだけタイヤ交換の回数は減らしたい。
常にポジションを考慮した作戦を考える必要があり、単純なレースシミュレーションには意味がない。計算上は2回ストップが有利であるが、トラフィックを考えると1ストップも魅力的である。
過去2年間の上位陣は1ストップが多かった。特に今年のタイヤは持ちがいいので1ストップは可能である。1ストップの場合、30周前後がタイヤ交換の時期である。
ロスタイムは、22秒+静止時間(合計約25秒)
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