
【DRS】
今年のDRSは検知ポイントはひとつ、有効ゾーンは2カ所に設置される。検知ポイントはヘアピンの手前に、ピットに向かうバックストレートが最初のDRSゾーンである。そして最終コーナーを立ち上がったスタート&フィニッシュのメインストレートが第2のゾーンになる。特にバックストレートでは有効で、多くのオーバーテイクシーンが見られるだろう。
【天気予報】
このサーキットでは時々、極端な天気に見舞われることがある。高温と高湿、低温と濡れた路面の両極端の天候にも注意が必要。これはタイヤの動作温度に大きな影響を与える。
路面温度15度の日もあれば、35度の日もあり、ここまで極端なサーキットも珍しい。
【レース展望】
当然、パワーに勝るメルセデスの2台が優勝候補の筆頭である。ハミルトンはここを得意としており、順当にいけば彼が勝つ可能性が高い。
過去6回の開催でマクラーレンが4勝しているが、さすがに今年は難しい。
レッドブルは過去に1勝しかしておらず、このサーキットではダウンフォースが最重要な要素でない事を表している。
フェラーリはこのサーキットを得意としているが、2004年以降勝ち星に恵まれない。
そしてハミルトンは現役最高の3勝を記録している。
他はアロンソ、バトン、ライコネン、ベッテルが1勝をマークしている。
【過去6年間の優勝者】
2007 L.ハミルトン<マクラーレン>
2008 R.クビサ <BMW>
2010 L.ハミルトン<マクラーレン>
2011 J.バトン<マクラーレン>
2012 L.ハミルトン<マクラーレン>
2013 S.ベッテル<レッドブル>