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メルセデスはカナダGPでのERSのコントロールユニットの機能不全を受けて、クーリングシステムに変更を加えてきた。
ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンはカナダGPでMGU-Kのコントロールユニットがシステムダウン。その結果、MGU-Kが使用できなくなりリアの回生ができずに、リアブレーキに問題を抱えた。さらに加速時にMGU-Kのブーストも使えなくなったので、一時ライバルよりペースが1周2秒も遅れた。
その結果、ハミルトンはリタイヤ。ロズベルグは同じくブレーキトラブルに悩まされたペレスが後続を抑えてくれた幸運もあり、2位でフィニッシュできた。
メルセデスはトラブルの原因を徹底的に解析した結果、MGU-Kのコントロールシステムのオーバーヒートにより、システムダウンしたことを解明。
クーリングダクトに修正を加えて、この問題を解決しようとしている。
メルセデスは、この修正によりパフォーマンスの減少ははないと述べている。メルセデスは同じ問題を管理するために操作手順の見直しをし、クーリングと気象やトラックコンディションの関係性をより深く理解した。
メルセデスは基本的なハードウェアの変更はないと明らかにした。
ハミルトンは同じ問題は再発しないし、この修正でペースが落ちることはないと自信を見せている。
「性能は失っていない。ポイントを失う事になった経験も含め全ての経験から学ぶことができる」
「少し後退しても、それにより状況を理解できるようになったし、修正した」
「もう一度同じ状況に直面しても、よりよく対処できるし、マシンは修正できるし、二度と同じ事は起こらない」
カナダGPではなんとか2位になったロズベルグであるが、彼も同じ問題が起こるとは予想していないし、これを解決することにより、チームはクーリングパッケージを妥協する事はないと自信を見せている。
「チームは問題を理解し、解決するために頑張り、問題を修復したので、もう一度問題が起きるとは思わない」