2014 Rd.10 ドイツGP観戦記 自分の仕事をやりとげた 可夢偉
相変わらずアップデートのないケータハム。そんな中での16位完走は可夢偉ができる仕事をきっちりとしたことを表している。15位のビアンキにはついて行けなかったが、マシンの戦闘力で勝るマルシアのチルトンより前でフィニッシュ。
オーナーが変わったケータハムは、スタッフのリストラがおこなわれた。今のところドライバーに関しては継続の方針だが、可夢偉の前途は多難である。ハンガリーGPは問題ないが、次のベルギーGPまでは1ヶ月あり、その間にチームと他のドライバーとの交渉はおこなわれるはずである。もちろんコンストラクターズランキング10位を目指すのであれば、可夢偉はチームには必要不可欠な存在である。
このタイミングで可夢偉を新人ドライバーに変更すれば、マルシアを逆転するチャンスはなくなる。だが新しいオーナーが多くの資金をチームにもたらすようではないので、全てはお金次第と言うことであろう。
ここまで大きなアップデートがなしで戦ってきた可夢偉が、これだけの結果を残しているのであるから、ほんの少しマシンが進歩するだけで、順位を大きくアップさせる可能性はある。問題はそのアップデートがいつ投入されるかということである。
ケータハムが今シーズンを諦めないことを望みたい。
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