
小林可夢偉がイタリアGPを欠場する可能性が高くなってきた。
可夢偉の代わりにドライブすると言われているロベルト・メルヒがスーパーライセンス取得ができない場合、可夢偉が乗ると思われてきたが、メルヒがF1に参加できない場合、ベルギーGP同様、アンドレ・ロッテラーがドライブする方向で調整が進んでいる。
元々、メルヒはスーパーライセンス取得のための条件を満たしておらず、スーパーライセンスの発行が危ぶまれていた。その為、イタリアGPでは、可夢偉にもドライブのチャンスがあると考えられてきたが、メルヒの代役はロッテラーになりそうである。
ケータハムの実質上のボスであるコリン・コレスは、可夢偉のシートを売りに出しており、お金さえ払えば誰でも乗れる状況である。
だがいくら金額が安くても、競争力のないケータハムは実力のあるドライバーから見ると魅力的ではない。その為、スーパーライセンス取得の条件をクリアしていないドライバーにも声をかけているが、さすがにFIAもそれを認める可能性は低い。
そうなると可夢偉がケータハムをドライブするチャンスがあるのは、シートが売れずにしかもロッテラーがWEC参加のため、F1をドライブできない時だけに限られてくる。
しかしこの状況を見るとそれらに条件がクリアになっても可夢偉が今後、ケータハムをドライブできる保証はない。このままでは、日本GPの参戦すらも危うくなってきた。