今週末に開催されるシンガポールGPで多くのドライバーがペナルティを受けるかもしれない。その理由は5基のパワーユニット制限である。
FIAが発行したデータによると、すでにベッテル、アロンソ、ライコネン、マルドナド、スーティル、ビアンキ、チルトンはすでに5基目のエンジンを使用している。
クビアトはすでに6基目のエンジンを使用し、イタリアGPでペナルティを受けている。6基目のエンジンを使用してペナルティを受けたのは、今年彼が初めてとなった。
メルセデスのPUを使用するドライバーは、4基目を使用していて、信頼性の高さが証明されている。他にはリカルド、グロージャン、グチエレス、可夢偉、エリクソンが4基目を使用した。
ルールではパワーユニット(PU)は6個の部分に分けられる。エンジン(ICE)MGU-K、MGU-H、バッテリー(ES)、ターボチャージャー(TC)、そしてコントロールユニット(CE)である。
その各部で年間最大5基の使用が可能で、パーツを組み替えて使用することは問題がない。ただひとつでも6基目を使用した場合は、10グリッド降格のペナルティになる。全て交換した場合、ドライバーはピットレーンスタートになる。
すでに5基目を使用しているドライバーは、PUに異常があればペナルティを覚悟しなければならないかもしれない。幸いシンガポールGPはエンジンには厳しくない。
ただ予選順位が悪い場合は、意図的にパワーユニットを交換していまうケースもあるだろう。予選20位とかであれば、ピットレーンスタートになっても失うものは、ほとんどない。