2014 Rd.14 シンガポールGP観戦ガイド タイヤ・作戦編
【タイヤ】
ピレリはスーパーソフトとソフト・タイヤを持ち込む。
市街地コースであり路面はスムーズでタイヤには厳しくないが、シンガポールは一周の距離が長く、特にリアタイヤには厳しい。モナコよりも15%もリアタイヤに厳しいサーキットである。
普段使われていないサーキットであり路面のラバーが1周毎にのってきて、ラップタイムが向上するので、予選では各セッション、最後のアタックが非常に重要。気温は高いが夜のレースなので、直射日光がなく、路面温度は気温とほぼ同じか、それ以下になる可能性もある。
【ピット戦略】
路面は比較的優しく、またタイヤ選択も保守的なので上位勢は2ストップが多いと予想される。ピット走行速度が60km/hと遅く、ロスタイムが長いのでタイヤ交換の数はできるだけ少なくしたい。
低速からの加速が多くリアタイヤの扱いには注意が必要で、リアタイヤを痛めると致命的。また高温からくる熱だれが発生するとタイヤパフォーマンスが落ちるので要注意。
追い抜きが難しいので、タイムよりもトラックポジションを優先した作戦をとる必要がある。
ストップ時間は、26秒+静止時間。
タイヤ交換時期はスーパーソフトでスタートすると、18周目と40周目に交換するのがベストと予想される。セーフティカーが登場すると、作戦が変更を迫られるので、臨機応変な対応が求められる。
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