少し時間がたってしまいましたが、今回の鈴鹿を振り返ってみたいと思います。
まず鈴鹿入りは木曜日の夕方。
東名高速が集中工事中だったので渋滞を避けて、中央高速から向かいます。
深夜バスで鈴鹿に向かった人の中には、木曜日の朝10時頃についてピットウォークが見られなかった人もいるようで、かなり混乱があったようです。
PIT-FMのコメンタリーブース
金曜日の鈴鹿サーキット
明けて金曜日からPIT-FMの放送開始。
この日最大のお仕事はフリー走行一回目の解説です。
去年はF1の解説は鈴鹿ではやらなかったので、鈴鹿では初解説となります。
FニッポンやスーパーGTで大活躍、若手No.1の山本尚貴選手と一緒の解説です。
フリー走行は、翌日の土曜日が雨予報ということもあり、各車積極的に周回を重ねます。
1時間30分のフリー走行でしたが、あっというまに終了。
でもとても充実していた時間でした。
ちょいと疲れましたが。

今回常駐したメディアルーム
前はフランスのメディアで隣はカタルーニャのラジオ局でした

金曜日のパドック
翌土曜日は予報通り雨。
午前中はまだマシでしたが、午後は大雨。
風がないのが救いでしたが、かなりの降水量でした。
屋根がない部分にいた方は大変だったと思います。
予選も3回の延期を繰り返し結局、3時30分に翌日への順延が正式決定。
雨雲レーダーでは、強い雨が降り続く予報だったので、もう少し早く順延の決定がなされていれば、良かったと思うのですが。

土曜日のGPスクウェア
というわけでパドックへ出かけてマクラーレンのインタビューに遭遇。
バトンとハミルトンです。
一緒に同行したいっとちゃんが突撃します。

その後5時からは山本左近選手にインタビューをすべくHRTのホスピタリィへ向かいます。
ここでもいっとちゃんが大活躍。
インタビュー終了後は、放送時間が予選なしと言うこともあり1時間短縮。
早めにホテルに向かいます。
でもホテルに向かう頃には、雨かなり小降りでした。
これで明日は晴れるかな。

日曜日も朝の6時前にホテルを出発します。
朝から晴れ間が見えて、予選開始前には快晴です。
日差しが痛いくらいで、日焼け止めなしでは危険な状態。

日曜日早朝の鈴鹿サーキット

PIT-FMラジオレンタルブース

インタビューを受けるフィジコ
予選から私はプレスルームに入り情報収集。
予選終了後は、プレスルーム外のベランダ下に各車がマシンを止めていきます。
ベッテルは余裕の走りだったのでしょう。
喜びを爆発させるという感じではなかったですね。

PP獲得直後のベッテル

予選後のマシン達
午後はピットロードへ進入。
予選からマシンがいじれないのでメカニックもエンジニアもリラックスモード。
ドライバーもまだ登場していませんが、ピットからレポートを上げて終了。
急いでプレスルームへ戻る途中でBSの浜島さんに遭遇。
ご挨拶をしてタイヤの話を聞きます。
ソフトの交換目安は15周目。
タイヤに厳しいマシンは特にないが、マクラーレンのフロントは少し厳しいかもとお話しをうかがい、これは後ほど放送でお伝えしました。
しかもベッテルは予選で100%で走っていなかったとの情報を得ます。
レースもスタートで前に出たら終わりだな、これは。

BS浜島さん。いつもお世話になっています。
急いでプレスルームへ戻り部品交換のリストを手に入れ、ハミルトン以外にペナルティがないことを確認して放送でレポート。
あわただしいスタート前でした。
レースがスタートすると基本的にモニターでレースの行方を見守ります。
可夢偉が抜く度にプレスルームに、拍手が巻き起こります。
私も思わず拍手拍手。
周りには海外からのプレスも多く、日本人としてこれほど誇らしい気持ちになったことはありません。
可夢偉ありがとう。

レース後、取材を受ける可夢偉
レース終了後はTOP3の記者会見に突入。
終始ニコニコのベッテル。
何を聞かれても笑みがこぼれます。
ウェバーはいつもの通り、修行僧のごとき形相で淡々とインタビューに答えます。
アロンソもレッドブル以外で最上位だったので、満足していると話していました。

でも意外とTOP3インタビューって短くて質問する人少ないのね。
しまった質問考えてすれば良かった。

ご機嫌のベッテル

満足していないアロンソ

レース後、囲み取材を受けるアロンソ
記者会見終了後、外へ出るとTOP3が外で囲み取材を受けていますが、とりあえずコメンタリーブースへ向かい会見の模様をレポート。
そして終了予定時刻ギリギリにベッテルのメッセージが届き、それを流して放送終了。
今回も怒濤の4日間となりました。
いやほんま疲れましたよ。
でも本当に疲れたのはこれから。
日曜日の8時に出発した我々は翌日の2時には東京に到着。
その後、同乗者を自宅まで送り届けて、家に帰り着いたのは朝の5時前。
頭を朦朧として、倒れそうでした。
では、また来年鈴鹿で会いましょう。