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3位になったリカルドは、今シーズン通算8回目の表彰台である。これにはメルセデス圧勝時代の貴重な3勝も含まれている。しかも開幕戦の失格がなければ9回となる数字である。
今回のレースは決して簡単ではなかった。5番グリッドからスタートしたが、出遅れてアロンソやマグヌッセンに抜かれて7位に落ちた。だがロングランに自信のあったリカルドは動揺しない。徐々に順位を上げて表彰台をかけてウィリアムズに挑んだ。直線の速いウィリアムズを抜くのは簡単ではない。
ボッタスは1周早くタイヤ交換するアンダーカットで抜き、マッサも早めのタイヤ交換で抜いた。ただマッサはすでにタイヤがたれておりタイムが遅くなっていたにもかかわらず、数周引っ張った判断のミスにも助けられた。
このレースを見ていてもリカルドはミスなくコンスタントに走りながら、ここぞというラップでは速いタイムを出せる。完全にトップドライバーの実力を見せてくれている。彼ならば勝てるマシンに乗れれば王座を狙える力がある。
後はルノーがそれに見合うパワーユニットを作るだけである。もちろんそれが簡単ことではないのは、よくわかるのであるが。