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2010 Rd.19 アブダビGP 観戦ガイド

JUGEMテーマ:スポーツ

【サーキット】 ヤス・マリーナ・サーキット 5.5km×55周=302.5km アブダビは、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつで、昨年初開催されたレース。 サーキットは、珍しい左回りのレイアウトを持つ。 コースは、大きく分けて三つのパートからなる。 最初の部分は中高速コーナーが連なる高速ターン区間。 次は、真ん中をシケインでつながれた長いバックストレート区間となる。 最後のパートは直角コーナーが多く、市街地サーキットのような低速区間。 路面はスムーズだが、砂が多く、レコードライン以外はスリッピーで、追い抜きは難しい。 ランオフエリアは最新式のサーキットにしては、驚くほど狭い。 これは、新しい素材である、ポリエチレン発泡体バリア「テックプロ」が使われているためである。 このため安全性に問題はないが、コースアウトすると即リタイヤとなる可能性が高い。 ピットロード出口は立体交差になっており、非常にユニークである。 だが、この部分は速度制限外のエリアになっていて、先を急ぐドライバーがクラッシュする可能性もある。 夕方にスタートし、夜にフィニッシュするので、シンガポールとはまた趣が異なる。 その為、路面はスタート時より照明器具で照らされるが、ドライバーはコース上の明るさが変化することに対応しなくてはいけない。

 【エンジン】 コース全体のエンジン全開率は高くはないが、長い直線での連続全開時間は長く、エンジンには厳しい。 最終戦であることもありマイレージの多いエンジンを使うドライバーが多いことも、注意する必要がある。 中東のサーキット特有だが、砂がエンジン内部に入り込むと、ダメージを与える可能性がある。 ストレートの距離も長く、エンジンパワーに優れたメルセデス・ベンツエンジン搭載車は有利である。 最終戦でありどのドライバーもエンジンのマイレージは厳しいので、エンジンのマネージメントをしなくてはいけない。 気温は30度以上になること予想され、エンジンのクーリング対策も重要になる。 【シャシー】 中高速と低速区間を持ち、しかも長いストレートがあるので、セッティングのバランスをとるのが難しい。 路面がスムーズなので、車高を落としてダウンフォースを増やすことは可能。 サスペンションの固いマクラーレンやザウバーは、欠点の出にくいサーキット。 最初の中高速区間では、レッドブルは有利。 低速区間では、メカニカルグリップが欲しく、ここではフェラーリとレッドブルが速いだろう。 【タイヤ】 ブリヂストンはスーパーソフトとミディアムを持ち込む。 走行開始当初は路面が汚いが、マシンが走り出すとラバーがのるので、路面状況は1ラップ毎に改善される。 その為、金曜日の段階では各チームグレイニングに悩まされる。 予選決勝レースが進む中で、路面の状況が劇的に改善されることが予想されるので、どの程度のグリップが改善されるか想定しながらのセットアップ作業となり、各チームの実力が問われる。 気温が上昇することと、路面の色が濃いので、路面温度は想像以上に上がるが、夕方から夜間にかけて急激に気温が下がることが予想される。 路面はスムーズでタイヤには厳しくない。 ラバーがのってくれば、スーパーソフトでも長い距離が走れるだろう。 【ピット戦略】 基本は1ストップ。 ロスタイムは、停止時間+19秒 フューエル・エフェクトは大きくない。 【レース展望】 レッドブルの二台がリードし、アロンソがそれを追いかける展開が予想される。 路面がスムーズなことや長い直線はマクラーレンには有利だが、ダウンフォース不足のマシンでは、ハミルトンを持ってしても上位三台を追いかけるのは難しいだろう。 予選順位とスタート直後のポジションにより、チャンピオンを争う上位3人のドライバーは、考えながら走ることを強いられる。 【昨年のアブダビGP】 PPからスタートしたハミルトンがリードするが、ブレーキトラブルで脱落。 その後はベッテルが悠々独走してシーズン3勝目を記録。 2レース目となった可夢偉は、Q2で脱落するもタイヤを上手く使い1ストップ作戦が成功し、ツゥルーリの前の6位で初入賞を飾った。 終盤はウェバーとバトンが激しいバトルを繰り広げるが最終的に2位はウェバー、3位はバトン。 【過去の優勝ドライバー】 2009 S・ベッテル<レッドブル>

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