バトン F1からの引退を示唆
マクラーレンのジェンソン・バトンはインタビューの中で、これが自分の最後のF1になると述べ、F1からの引退をほのめかしている。
彼はこのアブダビGPが彼の最後のF1GPになることを認めた。彼は3ヶ月前まではF1に残ろうとしていたが、今の考えは変わっていると述べている。
「今は落ち着いている。正直に言うと日本GPまでは少しナーバスになっていた。でも今は違う挑戦をすることに目を向けている。F1は素晴らしいが、F1だけがレースだけではないということに突然、気がついたんだよ」
ファンが心配しているがの問いには、「自分が一番心配しているよ」と冗談を交えながら、「ファンはこの状況を怒っているみたいだけど、自分の見方は違う。今はリラックスしているし、この週末を楽しみたい」と述べた。
アロンソがチームメイトに君を推薦しているとの質問には、「彼がそう言ったかどうかは、よくわからない。自分の2015年に関して付け加えることはない。わかっているのは、今週が今年最後のレースだということと、多分、自分の最後のF1になるだろう」
辞める準備はできているかと聞かれたバトンは、「3ヶ月前にF1から離れるかと問われれば、ノーと答えていただろう。F1には15年間もいたからね。でも新しい道を探るのも悪くはない」
F1の中で一番感情的になったのはとの問いには、15年前にバルセロナで初めてフランク・ウィリアムズにマシンに乗るように言われた時だと話した。
「その時は自分と父にとって、非常に感情的な瞬間だった。その後、多くの浮き沈みがあった。自分は長い間F1にいられてとても幸運だった。でも信じられないほどハードワークもしてきた」
来シーズンに関しては、WECのチームと話していることを認めた。
「WECの人たちと話をしているよ。とても興味深いし、考慮すべき選択肢である。僕は馬鹿じゃないからね。来年もレースをしたい。ハイレベルの競争ができるカテゴリーにいたい。それはとてもエキサイティングなチャレンジになるだろう」
このアブダビGPがバトンのF1最後のレースになる可能性は高い。素晴らしい彼のドライビングを目に焼き付けておきたい。
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