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2011 Rd19 ブラジルGP観戦ガイド



【開催国概要】
開催国:ブラジル連邦共和国
首都:ブラジリア
地理:南米大陸中央東部に位置する南米随一の大国
人口:約193,734千人(世界5位)
GDP:約200兆円(世界第9位)
公用語:ポルトガル語
通貨:レアル

【サーキット】
アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ
4.309km×71周=305.909km

今シーズン五つしかない、左回りのレイアウトを持つサーキット。
その為、通常とは逆方向へ力が掛かるので、首へのストレスが大きい。
また路面がバンピーであり、高温なのでドライバーの肉体的負荷が大きい。

高低差も大きくドライビングは難しい。
特に1コーナーから2コーナーにかけてのエス・ド・セナは急激に下りながら左右と切り返し、リアのトラクションが抜けるので、雨が降ると非常に危険なコーナーとなる。

オーバーテイクは1コーナーの飛び込みと、バックストレート終わり4コーナーの飛び込みでのブレーキングがチャンス。比較的追い抜きはできるコースである。

窪みにあり沼地に位置するサーキットなので、急に雨雲が生成され、スコールが降ることもあり、これまで多くのドラマを生み出してきた。
【エンジン】
全開区間は60%で必要な燃料搭載量は144Kg。燃料消費量は一周当たり2.00Kg。
フューエルエフェクトは10Kg減少で0.33秒改善され、これは標準的な値である。
最高速はDRS使用時で323Km/h、DRS無しで311Km/h。
最終コーナーから1コーナーまで長い直線があり、全開区間が15秒以上続くので、エンジンパワーは重要で、メルセデスのエンジン搭載車は有利である。
ただ800mの標高に位置する為、エンジンパワーは約7%落ち、エンジンの負荷は比較的軽い。
また低速のインフィールドもあるので、低回転域でのトルクも重要となる。

【シャシー】
ダウンフォース量は中間から高め。
長い直線の部分の多い第一セクター、第三セクターと、低速コーナーの多い第二セクターがあり、セッティングの妥協点を探すのが難しい。第一セクターと第三 セクターでは、低いドラッグでトップスピードを稼ぎたいが、第二セクターでは、大きなダウンフォースでコーナーリングを速くして、立ち上がりのトラクショ ンを稼ぎたい。
ドラッグを低くすれば、レースではストレートでのパッシングやポジションキープには役に立つが、第二セクターでタイムを失う。その為、ダウンフォースのバランスが難しい。
タイム的にはダウンフォースを増やしても減らしても、変化は少ないので、予選順位とレース戦術、そして最後はドライバーの好みの問題となる。
ブレーキに関しては、負荷はあまり大きくない。

【DRS】
DRSゾーンは一カ所だけ設けられる。
場所はターン3と4の間のバックストレート。
検知ポイントはターン2の直前。

【タイヤ】
ピレリはソフトとミディアムタイヤを持ち込む。
だが今回のソフトタイヤは、今シーズン使用していたのとは違うコンパウンドを使用している。
これまでのソフトタイヤよりコンパウンドが固くなっていて、プライムとオプションの差が小さくなり、タイム差は0.5秒~0.7秒と予想される。
サーキットはタイヤへの攻撃性も高くなく、ハイスピードコーナーも多くないので、タイヤには厳しくない。
金曜日にはハードタイヤ2セットが追加で供与される。
これは来年に向けたの実践テストであり、来シーズン用のタイヤ開発にフィードバックされる。

【ピット戦略】
ソフトタイヤが固いコンパウンドになり長い距離を走れるので、タイヤ交換の回数は2回と予想される。
ラバーインするタイミングやソフトタイヤの新しいコンパウンドなど不確定予想が多いので、金曜日から土曜日の路面状況を見ながら、レース中も臨機応変に対応していく事が求められる。
週末に雨が降るとラバーが流れて、タイヤの摩耗は進み、3ストップの可能性がある。
ロスタイムは、14.5秒+静止時間(トータルで20秒弱)。

またSCは過去10回のレースで7回も登場しており、SCの展開を考えつつ戦術を練らなくてはならない。
その為、SCが出る事を考えて1ストップを試みるチームもあるだろうし、二台で作戦を分けるチーム(ザウバーやフォースインディアとか)もあるだろう。

【レース展望】
日本GP以降、競争力を回復したマクラーレンと王者レッドブルの対決になるだろう。
コースの相性的にはレッドブルの方がいいので、雨もSCもなければベッテルがやや有利。
ただここは雨も多く、SCの出る確率も高いので、その場合戦術的に対応力の高いマクラーレンの巻き返しが可能となる。

【地元出身ドライバー】
フェリペ・マッサ<フェラーリ>
ルーベンス・バリチェロ<ウィリアムズ>
ブルーノ・セナ<ルノー>

【昨年のブラジルGP】
雨絡みの予選は大波乱で、ウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグが初PPを獲得。
レースはドライでおこなわれ、スタートでベッテルがヒュルケンベルグをかわしてトップに立ち、そのまま逃げ切りチャンピオンシップの望みを最終戦へつないだ。2位はウェバーで、3位はフェラーリのアロンソ。

【過去5年間の優勝ドライバー】
2006 F.マッサ<フェラーリ>  
2007 K.ライコネン<フェラーリ>
2008 F.マッサ<フェラーリ>
2009 M.ウェバー<レッドブル>
2010 S.ベッテル<レッドブル>

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