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2012 Rd7 カナダGP観戦ガイド



【開催国概要】
開催国:カナダ
首都:オタワ
地理:北アメリカ大陸北部に位置し、世界で二番目に国土が広い
人口:34,000千人
GDP:約130兆円(世界第9位)
公用語:英語、フランス語
気候:モントリオール周辺では四季があるが、季節の温度差が極端に大きい


【サーキット】
サーキット・ジル・ヴィルヌーヴ
4.361km×70周=305.270km

長い直線と低速コーナーの組み合わせが特徴で、減速と加速を繰り返す典型的なストップ&ゴー型サーキット。ダウンフォースの少ないセットアップで走る為、マシンの安定性は低くドライビングは難しい。
年間を通じてレースがあまり開催されないので、路面は滑りやすい。

金曜日から日曜日にかけラバーがのり、路面コンディションの変化が大きく、その予想が難しい。コース脇のエスケープゾーンが狭く、ドライビング・ミスは大きな代償をともなう。その為、セーフティ・カーが出ることも多く、レース展開に大きな影響を及ぼす。

オーバーテイクポイントはヘアピンと最終シケインの飛び込み。
ターン8の入り口でも抜けそうに思えるが、ここでの挑戦は失敗に終わることが多い。
【エンジン】
全開率が66%あり、エンジンへの負荷は大きい。長い直線があるのでトップエンドのパワーも重要であるが、低回転域でのトルクが低速コーナーからの立ち上がりでタイムに直結する。
パワーではメルセデス・エンジンが、ドライバビリティではルノー・エンジンが有利。
もちろんKERSは有効なデバイスである。

【シャシー】
低速コーナー出口での、トラクションの良さは直線のスピードを左右する。
その為、リア・サスペンションは柔らかめセッティングを選択する。
低速からの加速を繰り返すので、駆動系の負担は大きい。
コーナーやシケインでは縁石を乗り越える場面も多く、その際の安定性が重要。
この部分でルノーは優秀である。

【エアロダイナミクス】
以前は、直線区間が長い為にダウンフォースレベルが低い特別なエアロ・パッケージが必要だったが、DRSが導入されてからはダウンフォースを付けるセットアップが一般的になった。
その為、以前ほどブレーキング時やコーナーではダウンフォース不足になり、安定性を欠く場面はなくなったが、それでもブレーキングは難しい。
長い直線ではDRSの効率は重要であり、メルセデスはこの分野で有利である。

【DRS】
昨年は2カ所設置されたDRSゾーンだが、今年は1カ所に変更された。
スタート&フィニッシュのメインストレートのゾーンは廃止され、ピットに向かうストレートのみをDRSゾーンにした。
DRSゾーンはターン12から、ターン13のシケインのブレーキング・ゾーンまでの600m。
昨年はオーバーテイクが簡単だったため、今年は50m短縮された。
検出ゾーンはターン10のヘアピン立ち上がりに設置される。

【タイヤ】
ピレリタイヤはスーパーソフトとソフトを持ち込む。
路面は比較的スムーズで、タイヤにとって厳しいサーキットではない。
ただハードブレーキが多く、ここでフラットスポットを作ると、タイヤをダメにしてしまう。
低速からの立ち上がりが多く、リアタイヤへの負担は大きい。
リアタイヤがタレると、低速コーナーの立ち上がりで加速が鈍り、長いストレートでオーバーテイクされてしまう。
立ち上がりでは丁寧なアクセルワークで、タイヤの摩耗を最小限に抑える必要がある。

【ブレーキ】
ハードブレーキング・ポイントが4カ所あり、1年を通じて最もブレーキに厳しいサーキットの一つである。
あまりに激しいブレーキングを続けると、レース終盤にブレーキが厳しくなり、最悪壊れることもある。
その為、ブレーキの減り具合をモニターして、ブレーキバランスを細かく調整しなければならない。
またハードブレーキングする機会が多く、ブレーキング時の安定性を欠くので、より正確なブレーキングが求められる。

【ピット戦略】
タイヤ摩耗は厳しくないので、基本は2ストップか3ストップ。
モナコのような1ストップも可能だが、ここはラップタイムを重視した方がいい。
ストップ時間は、17.5秒+静止時間。
早めにタイヤ交換すると、スティントの終盤でリアタイヤが厳しくなる。
追い抜きは比較的できるので、状態の良いタイヤを投入するマルチストップが有効である。


【レース展望】
6戦で6人のウィナーが登場している今シーズン。
ここで7人目のウィナーが出現しても驚かない。
その最有力候補はハミルトンだろう。
スリッピーな路面で彼の実力は遺憾なく発揮される。

【過去5年間の優勝者】
2006 F.アロンソ<ルノー>
2007 L.ハミルトン<マクラーレン>
2008 R.クビサ <BMW>
2010 L.ハミルトン<マクラーレン>
2011 J.バトン<マクラーレン>

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