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2012 Rd8 ヨーロッパGP 観戦ガイド



【開催国概要】
開催国:スペイン
首都:マドリッド
地理:欧州大陸の南西部イベリア半島に位置して同半島の大部分を占める。
人口:46,000千人
GDP:約110兆円(世界第12位)
公用語:スペイン語

【サーキット】
ヴァレンシア市街地コース
5.419km×57周=308.883km

2008年に初開催されたスペインはバレンシアの市街地を利用したサーキット。コース上に橋があり、長い直線があるのが特徴。
基本レイアウトは低中速コーナーが中心のストップ&ゴー型のサーキットレイアウトである。公道サーキットであるが、平均速度は200Km/h以上ありモナコとは全く異なる性格を持つ。コーナー数が25と多いため、1周のラップタイムをまとめるのは難しい。

公道サーキットであり普段はレースが開催されないので、金曜日の路面状態は良くない。日曜日の決勝に向かい路面状況は改善されていく。

昨年までは追い抜きが難しいサーキットだったのだが、今年はDRSがあるので、オーバーテイクが見られるだろう。ただし、それでも予選順位は重要。
【エンジン】
全開率は59%と低くエンジンの負荷は少ない。
ただ、高温になることが予想されるので、温度的には厳しく、エンジンの冷却は重要となる。
長い直線では最高出力が求められ、メルセデス・エンジン搭載車は最高速度を稼げるだろう。低速コーナーが多いことから、低回転域のトルクの出方が重要で、ルノーエンジンは有利。

【シャシー】
昨年までであれば直線が長いため、比較的低いダウンフォースで走っていたが、今年はDRSがあるので、軽いウィングは少ない。
ハード・ブレーキングが多いので、ブレーキング時の安定性が重要。
ブレーキに厳しいサーキットの一つでもあり、ブレーキ冷却には十分に気をつけたい。また、低速コーナーからの立ち上がりも重要で、メカニカルグリップも必要になる。

【DRS】
昨年は2カ所に設置されたDRSゾーンがカナダと同じく一つなる。
DRS検知ラインはターン8の手前に設置され、DRSゾーンはターン10立ち上がりからターン12まで。

【タイヤ】
ピレリはソフトとミディアムを持ち込む。
両タイヤのタイム差は0.8秒と予想されているが、レースでは差が縮まると考えられる。その為、メインに使うタイヤはチームとドライバーと路面温度に左右され、バラエティに富む作戦が見られるだろう。
金曜日の時点で路面は汚れており、スライドするのでタイヤのささくれ摩耗は厳しい。ただ、マシンが周回するとゴミが取れて、ラバーものるので改善される。
低速コーナーからの立ち上がりが多く、リアタイヤのタレやグレイニングは致命的となるので、丁寧なアクセルワークが必要。
路面状況は滑らかであり、タイヤへの入力は大きくない。しかし気温が上昇するとタイヤの寿命に影響を与える。

【ピット戦略】
タイヤにはそれほど厳しくないので、上手くタイヤを管理すれば1ストップも可能だが、レース全体で見ればマルチストップの方がタイムがいいと予想される。
オーバーテイクが難しいので、ポジション重視でピット戦略を考える必要があったが、今年はDRSで抜けるので、立ち上がりのスピードがあるならば神経質になる必要はない。ストップ時間は、17.5秒+静止時間。

【レース展望】
8人目のウィナーが誕生するかが注目だが、有力候補はロータスだろう。
ただライコネンはパワーステアリングに依然として問題を抱えており、苦戦しそう。もう一人のグロージャンが予選で上位来れば彼が勝つ可能性もあるかもしれない。
対抗はまたアップデートを持ち込むフェラーリのアロンソ。地元のスペインで優勝できるかが注目される。

【過去4年間の優勝者】
2008年 F・マッサ<フェラーリ>
2009年 R・バリチェロ<ブラウンGP>
2010年 S・ベッテル<レッドブル>
2011年 S・ベッテル<レッドブル>

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