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2012 Rd.19 アメリカGP観戦ガイド



【開催国概要】
開催国:アメリカ合衆国
首都:ワシントン
地理:北米大陸に位置する連邦共和国
人口:約3億1千万人(世界3位)
GDP:約1,100兆円(世界第1位)
公用語:英語
通貨:USドル

【サーキット】
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)
コース全長:5.516km 周回数:56周 レース距離:308.896km
予想平均速度:197km/h
ポールポジション位置:コース右側
コーナー数:20 
予想予選タイム:1分38秒台

5年ぶりのアメリカGPはテキサス州の州都オースティンに新設されたサーキットで初開催される。
設計はお馴染みヘルマン・ティルケ。
250Km/h以上から100km/h以下のコーナーまでバラエティに富んだコーナーが存在する、左回りのサーキット。
ターン1へ向けて急激な登り区間があり、その後下りながら高速のS字区間が続く。
ターン11を立ち上がると長いバックストレートが表れ、ターン12の入口が最大のオーバーテイクポイントとなる。セクター3はテクニカルなレイアウトでターン16、17、18の複合コーナーはタイヤにもマシンにも厳しい。
アップダウンが大きく、チャレンジングなサーキットである。

【エンジン】
コース全体のエンジン全開率は高くはないが、長い直線での連続全開時間は長く、エンジンには厳しい。ストレートの距離も長く、エンジンパワーに優れたメルセデス・ベンツエンジン搭載車は有利である。
エンジン全開率:60%(平均)
燃料消費量:2.55kg/ラップ(平均) 搭載燃料量:143kg(平均)
最高速度:315km/h(DRS ON)、305km/h(DRS OFF)
 【シャシー】
中高速と低速区間に加えて長いストレートがあるので、セッティングが難しく、ダウンフォースレベルは高い。
セクター1、3のコーナー区間では、レッドブルが有利。
ブレーキの摩耗レベルは平均レベル。
フューエルエフェクト(燃料10Kgあたり):0.38秒(やや高め)

【DRS】
DRSゾーンはバックストレートに一カ所だけ設けられる。
動作可能なのはターン11を立ち上がったバックストレートで約650mにわたりDRSが使用できる。

【タイヤ】
ピレリはミディアム(白)とハード(シルバー)を持ち込む。
これはかなり保守的なタイヤ選択である。
初めてのサーキットなので、ピレリは金曜日にハードタイヤを1セット追加で供給する。
路面は粗く、コーナーの入力はシルバーストーン並に大きくタイヤには厳しい。
二種類のラップタイムの差は予選時で0.8秒程度。
タイヤライフはの差は6周程度と予想されている。

【ピット戦略】
タイヤへの負荷が大きいのが、保守的なタイヤ選択なので1ストップも可能。
計算上は1ストップが2ストップより3秒速い。
その場合、ミディアムでスタートして、最後にハードタイヤという選択が多
いだろう。
ミディアムが20周、ハードが26周から28周程度走ることが予想される。
ピットレーンは短くロスタイムは少ない。

【天気予報】
3日間ともドライコンディションが予報だが、夜に少し降るかもしれない。
日中の気温は20度をやや超える程度。

【レース展望】
典型的なレッドブル向きのサーキットなので、彼らが主導権を握るだろう。
アロンソは粘り強い走りで2位か3位を狙いたい。
マクラーレンがどの位置につけるかで、チャンピオン争いは大きな影響を受ける。
このレースでベッテルがアロンソより15ポイント多く獲得すると、ベッテルの3年連続チャンピオンが決定する。
これはベッテルが優勝するとアロンソが5位で決まるという計算になる。

【過去の優勝ドライバー】
初開催

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