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フェラーリ好調の秘密

今年はフェラーリが好調です。ではなぜ彼らは今年好調なのでしょうか?大きな理由は二つあります。  

まず今年のピレリタイヤはフェラーリあっています。昨年までのフェラーリは予選でタイヤを最適温度にする事が難しく、苦労していました。ところが今年、ピレリがタイヤの構造を変更した事により、タイヤは温まりやすくなりました。また動作温度領域が広がった事も幸運でした。これにより彼らの予選タイムは確実に向上しました。昨年は気温の低いサーキットへ行くと、フェラーリは予選でのスピード不足に悩まされましたが、今年は大丈夫でしょう。 次に予選でのDRSの使用制限があります。昨年まで練習走行と予選ではDRSが無制限に使えたのですが、今年は三日間を通じて、決められたDRSゾーンでしか使用できなくなりました。昨年のフェラーリはDRSを戻した時のダウンフォースの戻りが悪く、そのパフォーマンスを十分に活かす事ができませんでした。特に予選では顕著でした。今年からはライバルもDRSを制限されてフェラーリは、相対的に予選のパフォーマンスを改善しています。 もちろんマシン自体の性能も向上しています。特にマシンの挙動が予想しやすくなったことは、マッサにとっては幸運でした。昨年は挙動の不安定なマシンに悩まされていた彼は今年見事に復活しました。 レースペースの良さとタイヤマネージメントのうまさは昨年同様で弱点は改善されているのであれば、勝てない理由はありません。 と ころが驚くべきことに、ピレリがシーズン途中にタイヤのスペックを変更する事を発表しました。これは各チームの競争力に影響を与えることでしょう。現時点 での情報で判断するとピレリは昨年の構造に、今年のコンパウンドを使用するようです。つまり構造は昨年のままに、コンパウンドは柔らかくなります。これが タイヤの動作温度領域にどう影響するのかはまだわかりません。これ次第ではフェラーリはまた予選で苦労するかもしれません。ただレースペースの良さやタイ ヤの持ちの良さなどは、失われないので競争力がなくなることはないでしょう。ただ今シーズンの勢力図に変化があることは間違いありません。問題はどの程度 の影響があるのかということです。 それはカナダGPの金曜日が始まらないとわかりません。ピレリはカナダGPの金曜日に余分のタイヤセッ トを最低1セットづつ供給するでしょう。そこでの結果は今シーズンを占うには絶好の機会になります。もし金曜日に雨でも降られた日にはエンジニアは泣きたくなるでしょうね。

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