2016年レッドブルはフェラーリPU採用へ!
来年使用するパワーユニット(以下PUと略)がどうなるのか注目されていたレッドブルだが、フェラーリのPUを搭載することになりそうである。
まずレッドブルがルノーをPUを搭載することはない。関係者によるとルノーはチームを買収してルノーチームとして参戦するか、F1から撤退するか。この二つの選択肢しか検討しておらず、現状のようなPUの供給だけというスタイルは取らない。
よってルノーの名前はロータスを買収しなければF1から消えることになる。
ではレッドブルは噂通りにメルセデスのPUを搭載するのだろうか。だがメルセデスはイタリアGPでレッドブルへのPU供給がないことを明確にした。
ライバルになりそうなチームへPUを供給して、もしレッドブルが勝てばメルセデスは失うものは大きいし、レッドブルが負ければメルセデスは非難されて、どちらにしてもメルセデスは得る物はほとんどない。
そうなると残りはフェラーリだが、このイタリアのチームはレッドブルへのPU供給に前向きである。
レッドブルの代表であるクリスチャン・ホーナーはまだフェラーリとは交渉していないと述べている。
「私たちにはまだルノーとの契約がある。私の知っている限りまだフェラーリとは話をしていない」
もう一方のフェラーリのチーム代表であるアリバベーネは、レッドブルにPUを供給しても恐れることはないと述べている。
「レッドブルはビッグネームだ。ニューウェイがチーフデザイナーだから、PUを供給すれば速いマシンを作ってくるだろう。そうなれば彼らは優勝争いに絡むだろう。
「チームのエンジニア達や空力エンジニアは自分達の仕事を知っている。だから何の問題も起きないし、強いライバルがいる競争はいいね」
「これは明日の朝にフェラーリのエンジンをレッドブルに供給するという話じゃないよ。でも他のチームにエンジンを供給することになんの問題もないし、スタート前から怖がる必要ないない」
レッドブルは2006年にフェラーリエンジンを搭載していたし、トロロッソは2007年〜2012年まで同じくフェラーリエンジンで走っていた。
これでレッドブルとルノーの大成功した物語は終わる。レッドブル・ルノーはマクラーレン・ホンダ並の大成功だったと後年語り継がれるだろう。
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