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2013 Rd8 イギリスGP観戦ガイド

 

【開催国概要】
開催国:イギリス
首都:ロンドン
地理:ヨーロッパ北西の島国
人口:61,000千人(世界22位)
GDP:約200兆円(世界第5位)
公用語:英語

【サーキット】
シルバーストン・サーキット
距離: 5.891km  周回数 : 52周  走行距離 : 306.227km
コーナー数 : 18

今では非常に珍しくなった中高速のコーナーを多く持つクラシック・サーキット。第二次世界大戦当時に使用された飛行場に作られたので、アップダウンが少ないのが特徴である。
マゴッツ、ベケッツ、チャペルの連続高速コーナーが見所。
2011年からスタート位置が変更され、クラブとアビーの間にスタート・ラインが設けられる。この場所に近代的なピット施設「ウィング」が建設されたことによる変更である。2010年シーズンにコース後半が改修され、インフィールドセクションである「アリーナ」が追加されたがサーキットの基本的性格に変化はない。
天候が不安定であり、幾多のドラマを生み出してきた。
天候と気温次第では、番狂わせもあり得る。
【エンジン】
V8エンジンになってから、全開率がアップしたので、エンジンの負荷は大きくなった。
高速コーナーが多いのでトップエンドでの反応性が求められる。
全開率:66%(中)
燃料搭載量 : 150kg(やや高)
燃費 : 2.36kg/LAP(高)
最高速度 : 301km/h(DRS OFF)、311km/h(DRS ON)

【シャシー】
フロントを固めに、リアを柔らかめにするセッティングが基本。
固いフロントは素早いターンを可能にし、柔らかいリアは低速コーナー立ち上がりのトラクションを確保する。
ブレーキへの負荷は年間で最も低く、寿命の心配はしなくてもいい。
ブレーキ率 : 9%/LAP(とても低い)
ブレーキング箇所 : 9
ブレーキ負荷 : 低い
フューエルエフェクト : 0.38/LAP(10kgあたり)(大きい)

【エアロダイナミクス】
中高速コーナーが続くコースレイアウトでありダウンフォース・レベルは高く、バルセロナと同じ程度でエアロダイナミクスの重要度は非常に高い。その為エアロダイナミクスの効率がいい、レッドブルは有利である。
アベレージスピードは高いが、ストレートは短いので直線スピードが欠けてもオーバーテイクの心配は少ない。
ヘビーブレーキングがないため、空力的に有利な一年で最も小さなブレーキダクトを装着する。
一部を除き路面表面がスムーズなので、マクラーレンにとっては弱点が出にくいサーキット。
元飛行場に建設されたサーキット周辺は遮蔽物がないので、風の影響を強く受ける。エアロダイナミクスの安定性が重要になる。

【タイヤ】
ピレリはミディアムとハードタイヤを持ち込む。昨年はソフトとハードだったのでこれは保守的な選択。
高速コーナーが多いのでタイヤへの負荷は大きいが、バルセロナほど路面は粗くない。気温が低い場合、タイヤが動作温度まで上昇せず、グレイニングに悩まされる。

【DRS】
DRSゾーンは二箇所に設置される。
最 初の検知ポイントはターン3前で、動作開始ラインはターン4の先である。ターン5はエンジン全開でウェリントン・ストレートの終わりまで有効に使える。二 つ目はターン10に検知ポイントがあり、高速連続コーナーを抜けたターン14立ち上がりからハンガーストレートで使用可能である。ただスピードが同程度の 場合、追い抜きは難しいだろう。
ターン4の立ち上がりで距離が離れるのと、ウェリントン・ストレートは追い抜きをするには距離が短い。またマゴッツ、ベケット、チャペルの高速コーナーでは前走車との距離を取らなければならないので、ここでも追い抜きは前走車がミスした場合に限られるだろう。

【ピット戦略】
タイヤに厳しいがバルセロナほどではないので、2ストップが基本戦略となるだろう。新しいピットレーンは長くタイヤ交換のロスタイムは25秒ほどで大きい。そのためタイヤ交換の数が少ない方が有利。
エアロダイナミクスが重要なので、前走車に接近するのが難しく、DRSがあってもオーバーテイクは簡単ではない。
その為、タイヤのタレよりも、ライバルのポジションを考えてピットイン戦略を考える必要が出てくる。
フューエル・エフェクトが大きいサーキットなので、レース序盤のドライビングは難しい。
ストップ時間は、22秒+静止時間。

【天気予報】
週末の天気予報は晴れ時々曇り。ただ英国の天気は予想が難しいし、天気予報はあまり役にたたない。
気温は19度前後が予想される。金曜日と土曜日が雨に見舞われると、日曜日のタイヤ選択に悩まされる。

【セーフティカー】
ランオフエリアが広いので、セーフティカーの登場確率は低く57%で、1レースあたりの登場回数は0.6回。

【レース展望】
予選ではレッドブルが速いだろうが、レースではタイヤが鍵を握る。レッドブルがタイヤに苦しめば、対抗馬はアロンソとライコネン。この二人にとっての最大の敵は低い気温。タイヤと気温が鍵を握るレースになる。

典型的なレッドブル型サーキットで、過去4年のうち3回をレッドブルが制している。ドライバーとしては、ウェバーとアロンソが二勝あげていて、ハミルトン、ベッテル、ライコネンが一勝している。

【過去5年間の優勝者】
2008 L.ハミルトン<マクラーレン>
2009 S.ベッテル<レッドブル>
2010 M.ウェバー<レッドブル>
2011 F.アロンソ<フェラーリ>
2012 M.ウェバー<レッドブル>
 

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