ロズベルグ スタートでパワーロス
日本GPで2位に終わったロズベルグにスタートでパワーのロスがあったことをチーム代表のトト・ウルフが認めた。
スタートの反応は悪くなかったロズベルグだが、ターン1に向かう直線でハミルトンに並ばれて、ターン2でアウト側に押しやられて順位を二つ失った。
ウルフはロズベルグがフォーメーションラップ中にPUの温度を上昇させたために影響を受けたと説明する。
「2人とも蹴り出しは悪くなかった。でもニコはスタート直後の数秒間PUの温度が高くて、ほんの少しだがルイスと同じパワーを得られなかった」
「これは温度に関連している。温度に関する問題でほんの少しだけパワーダウンがあった。これがドライバーの責任かどうかはわからない」
ロズベルグに影響があったかどうか問われたウルフは、これはPUの信頼性の問題ではなく、ドライバーのPU管理の問題であるとほのめかした。
「スタートでクラッチとエンジンの温度を最適にするのは、とても重要だ。ドライバーはフォーメーションラップでそれを適切に管理しなければならない。2人のスタート手順は少し違う」
「両ドライバーはうまくやれるように取り組んでいるが、今日のフォーメーションラップがPUの温度の違いを引きおこした」
実はロズベルグはレース中にも、PUの温度が上昇して一時後退を強いられている。この時はボッタスの後ろを走っていて、風が上手く当たらずに温度が上昇した。
さらにはベルギーGPでもロズベルグはクラッチの温度管理が上手くできずに、スタートで出遅れている。
ということはロズベルグはフォーメーションラップ中のスタート手順を少し見直す必要があるのかもしれない。以前は細かくピットから指示を受けることが可能だったのだが、今シーズン途中からそれが禁止されて、ロズベルグは苦戦している。
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