ヒュルケンベルグ リスクが大きく断った
2013年の残り2レースを欠場するライコネンの代役候補の1人だったヒュルケンベルグは、リスクが大きかったので断ったと明らかにした。
ヒュルケンベルグはチームファクトリーのあるエンストンを訪問し、背中を手術するキミ・ライコネンの代わりにアメリカとブラジルGPを走る可能性について協議した。
ヒュルケンベルグ側は残り2レースとあわせて2014年のシートの確約を求めたが、得られなかったのでこのオファーを断った。
ロータスと投資家の協議はいまだ合意にいたっておらず、そのめども立っていない状況である。その為、経済的苦境にあるロータスはこのままでは、ペイドライバーと契約せざるを得ない。マルドナドがその候補の筆頭である。
「外部から見れば魅力的だっただろうね」とヒュルケンベルグが述べた。でも残り2レースだけだとリスクがある。残り2レースだけでなく、その後も見据えていかなければならない」
「一度シートに座れば、人々は僕にロメイン(グロージャン)を倒すことを期待するだろう。彼は今好調だし、結果も残している」
彼はザウバーから支払いを得ていないので、契約違反でザウバーを飛び出すことは可能だった。しかしながら来年の確約もなく、短時間でマシンになれ、レースを戦うことにリスクを感じて、このオファーを断った。現在、とても評価の高いヒュルケンベルグが、ここでグロージャンに大きく負けることがあれば、彼の評判には傷がつく。
現在の移籍市場は結果ではなくて、もっている予算の額で契約が決まっていく傾向がある。だからここでリスクを冒す理由がヒュルケンベルグにはなかった。
ライコネンの代わりのドライバーは同じフィンランド人のヘイキ・コバライネンがドライブすることが決定している。
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