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2014年の注目ポイント2 最終戦のポイント2倍

最終戦の獲得ポイントが2倍になるのはほぼ確定的である。これはF1にどのような変化をもたらすのであろうか。   確かにこれはチャンピオン争いに影響を与える。 関連記事:最終戦のポイント二倍の影響 この記事のデータからも明らかなように、最終の戦のポイントが2倍になると、接戦のシーズンではチャンピオンシップの行方が変わることもあり得る。 だがそれ以上に深刻な影響を受けるのは、下位のチームである。現在の協定では上位10チームしか分配金や運送料のメリットを受けられない。現在、参加しているチームは11チームであり、1チームだけがこの対照外となる。この2年間はケータハムとマルシアがその座を争っていた。他にも当然8位と9位と10位のチームでは分配金の額は違う。彼らの競争もまた厳しい。 彼らは通常、夏休みまでにほとんどの開発作業を終わらせて、次の年のマシン開発にリソースを注ぎ込む。彼らには今年と来年のマシンを同時に開発するリソースがないのが理由である。だが最終戦のポイントが2倍になるとそうはいかなくなる。通常、下位チームはモンツァやモナコのような特殊なサーキット用の空力パッケージを開発しない。 それは一つのレースのために多くのリソースをかけて開発しても、得る物が少ないからだ。だが今年は少し違う。最終戦はポイントが2倍になるのである。コンストラクターズランキングの下位チームは毎年接戦で数ポイント差が順位が決まることは珍しくない。 コンストラクターズランキングにより分配金の額が変わるとなれば、彼らが最終戦スペシャルのパッケージを持ち込んでもおかしくはない。

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