前回のお祭り騒ぎから一転、暗いムードに包まれたトロロッソ・ホンダ。この予選でも二人のドライバーはマシンの実力を発揮することができずにQ3で脱落。レースではあろうことかチームメイトどうして接触して、レースを台無しにしてしまった。
マシンの戦闘能力的には互角か、少し上回っているマクラーレンのアロンソがきっちりと入賞しているのを見ると、やはりドライバーの存在の大きさを痛感する。
前回は殊勲の走りを見せたガスリーだが、この日のドライビングはいただけなかった。ハートレーをバックストレート終わりのヘアピンで抜くのは良いが、インに飛び込むのが遅くて、ハートレーはまさかガスリーがこのコーナーでインをつくとは思いもしなかっただろう。ターンインしてからインに飛び込むと前のドライバーもスペースの空けようがない。
おそらく想像以上に前を走るハートレーのブレーキングでスピードが落ちて慌ててインに飛び込んだのだろうが、これでは接触を防ぎようがない。こういう単純なミスでレースを失うのは本当にもったいない。