先日、お伝えした通りベッテルの行き先はルノーだけかと思っていたのですが、そのルノーはアロンソと契約間近と伝えられており、ベッテルの行き場所はないかと思われたのですが、ここにきてメルセデス行きの噂が出てきています。
ではベッテルはメルセデスに行けるのでしょうか。
結論から行くと可能性はほとんどないでしょうね。理由はメルセデス側がベッテルと契約する理由がないからです。今はハミルトンがいてチャンピオン街道ばく進中でベッテルと契約する必要がないし、ベッテルに支払うサラリーもボッタスより高いし、チーム代表のトト・ウルフがボッタスのマネージメントをしているとなれば、メルセデスがベッテルと契約する理由がひとつもないですよね。
ベッテルのマネージメントサイドは当然いろいろなチームに声をかけると思います。可能性があろうがなかろうがです。F1村の中の住人はみんな知り合いですからね。ただそれですぐに契約とか交渉とかにはなりません。
ベッテルのメルセデス行きがなく、ルノーもアロンソと契約するとなると、あとはレーシングポイントくらいしかないですよね。でもレーシングポイントでは勝つことは難しいですし、来年アストンマーチンに名前を変えるので、その目玉にベッテルという可能性はないこともないですが、今度はベッテル側に契約するメリットがないですよね。
そうなるとベッテルの行き場はどこにもないので、引退の選択肢しかない状況です。4回のワールドチャンピオンがこういう形で引退するというのは、なんともさみしい限りですが、これも弱肉強食のF1の掟なんですね。
