今週末に2014年第3戦 バーレーンGP開催されるが、ここではタイヤや予想される作戦について紹介する。
【DRS】
DRSゾーンは2カ所の設置。
一つ目はターン9で検知し、ターン10立ち上がりから有効にできる。
二つ目の検知ポイントはターン14の手前で、区間はメインストレートを三分の一過ぎた所から有効。
【タイヤ】
ピレリタイヤはソフト(黄色)とミディアム(白色)を持ち込む。
このサーキット自体はタイヤに厳しいわけではないが、例年高温に見舞われることが多く、タイヤの寿命に悪影響を及ぼす。高温の影響で昨年のタイヤのデグラデーションは高かった。
ただし今年からトワイライトレースになるので、少し楽にはなる。
砂漠の中にあるサーキットのため、コース表面上の砂によりスリッピーである。
そのため、レコードラインを外れるとグリップレベルを回復するまで、タイムが低下する。
低速からの立ち上がりが、ストレートスピードに影響を与えるので、リアタイヤのタレに気をつけるドライビングが求められる。
トワイライトレースになるので、スタート直後は路面温度が高いと予想されるが、フィニッシュ直前には最大で15度ほど下がると思われる。そうなるとスタート直後とレース終盤でマシンのバランスが違ってくるので、どうセットアップするかも注目点である。
【ピット戦略】
ロスタイムは18.6秒プラス静止時間(約22秒)。
基本は3ストップがメインの作戦になるが、トワイライトレースで路面温度が下がると予想されるので、2ストップもありえる。
2ストップなら19周目と38周目、3ストップなら14周目、28周目、43周目が理想的なタイヤ交換時期である。コースの性格上、低速からの立ち上がりが多いので、リアタイヤが先に痛みやすく、タイヤ交換の時期を決めるのも、リアタイヤになる。