2014 Rd.3 バーレーンGP 決勝 メルセデス1-2 ハミルトンが連勝
2014年の第3戦バーレーンGPの決勝レースが開催され、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがマレーシアGPの続き連勝。2位にもチームメイトのニコ・ロズベルグがはいり、2戦連続でメルセデスの1−2フィニッシュとなった。
スタート直後から圧倒的な速さを持つメルセデスのハミルトンとロズベルグは激しいバトルを展開。スタートでポールポジションからスタートのロズベルグをかわしてトップにたったハミルトンだったが、抜きつ抜かれつの戦いをした。
この激しいバトルに同士討ちの危険性を感じたメルセデスチームは、第2スティントでの作戦を変更。ハミルトンはソフトからソフトへつなぎ最後に新品のミディアム、ロズベルグはソフトからミディアムにつなぎ、最後に新品のソフトに戻す作戦にして、直接バトルできないようにした。
だがこの思惑が裏目に出る。ほとんどセーフティカーが出ないバーレーンGPでマルドナドとグチエレスの接触事故をきっかけに、セーフティカーが出動。この間に多くのドライバーが最後のタイヤ交換をする。メルセデスの二台もそれぞれのタイヤに交換した。
せーティカー以前はハミルトンが約7秒ほどリードしており、最終スティントのバトルは避けられるかと思われたが、これで両者の差はなくなり、新品のソフトを履くロズベルグが有利になる。
セーフティカーが退出後、チェッカーまで残り10周。激しく追い抜きをしかけるロズベルグだが、ハミルトンもやりかえし、ポジションを譲らない。両者とも接触するかしないかのギリギリのバトルを見せ、最後はハミルトンが逃げ切り、今シーズンの2周目を飾った。
3位はメルセデスパワーをいかしたフォースインディアのペレス。
メルセデス勢以外ではレッドブルのリカルドが4位、パワーロストに悩まされたベッテルは6位であった。
ケータハムの可夢偉はなんとか完走したが15位に終わった。
【2014 第3戦 バーレーンGP決勝結果】
Pos.
Driver
Team
1
ルイス・ハミルトン
メルセデスAMG
2
ニコ・ロズベルグ
メルセデスAMG
3
セルジオ・ペレス
F・インディア
4
ダニエル・リカルド
レッドブル
5
N・ヒュルケンベルグ
F・インディア
6
S・ベッテル
レッドブル
7
フェリペ・マッサ
ウィリアムズ
8
バルテリ・ボッタス
ウィリアムズ
9
F・アロンソ
フェラーリ
10
キミ・ライコネン
フェラーリ
11
ダニエル・クビアト
トロ・ロッソ
12
ロマン・グロージャン
ロータス
13
マックス・チルトン
マルシャ
14
P・マルドナド
ロータス
15
小林可夢偉
ケータハム
16
ジュール・ビアンキ
マルシャ
ジェンソン・バトン
マクラーレン
ケビン・マグヌッセン
マクラーレン
E・グティエレス
ザウバー
マーカス・エリクソン
ケータハム
J・E・ベルニュ
トロ・ロッソ
A・スーティル
ザウバー
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