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トルコGP観戦ガイド

【サーキット】 イスタンブールパーク・サーキット 5.338km×58周=309.396km 珍しい左回りのサーキットで、左回りの高速コーナー ターン8が有名。 それと同時に、二速で回るコーナーを含む低速セクションが二つある。 その為、マシンのセットアップの妥協点を見つけるのが、難しい。 特に最後のターン12、13、14でミスをして脱出スピードが落ちると、直線スピードが伸びずにタイムをロスする。 この点、高速コーナーも低速コーナーも苦にしないブラウンGPが、有利だ。 路面はスムーズであり、トヨタにはあったサーキットである。 トルコGPは2005年から開催されているが、興味深いことにポール・ポジションのドライバーが全て優勝している。 トルコで、バトンが開幕から7レースで6勝目をあげれば、ミハエル・シューマッハの記録を破ることになる。 2002年、シューマッハはフェラーリで開幕6戦中5勝したが、7戦目のモナコでデイヴィッド・クルサードに負けて2位となった。 2002年は、7月にはチャンピオンが決まる記録的な年であった。 今年はどうなるのだろう。 トルコは、マッサが三連勝中と得意とするサーキットである。 もし、マッサが同一GP四連勝となれば、偉大なドライバーに肩を並べる。 過去に同じトラックで4連勝を果たしたドライバーは、ファンジオ、ジム・クラーク、グラハム・ヒル、ミハエル・シューマッハの4人しかいない。 これを上回るのは、セナのモナコGP 五連勝があるのみである。 【エンジン】 エンジンの全開率は63%で、これは平均的な数字である。 だが、直線でのスピードだけ見ると、トップクラスで300Km オーバーである。 それと同時に直線前に低速コーナーがあり、低回転からのドライバビリティとトップエンドのパワーの両立が求められる。 【エアロダイナミクス】 高速コーナーがあるので、エアロダイナミクスの重要度は非常に高い。 その為、エアロダイナミクスの効率がいい、ブラウンGP、レッドブル、トヨタが有利である。 【KERS】 マクラーレンとフェラーリは搭載する。 ルノーは使用しない。 現時点で、BMWは未定である。 とはいえ、BMWは空力優先でボディワークを見直したばかりであり、バッテリーを搭載する空間がない状態である。 その為、BMWがKERSを搭載するには、シャシー側の改良が必要となるので、BMWがKERSを搭載してくれば、BMWはいい仕事をしたと言うことができるだろう。 低速セクションの後に、長い直線があるのでKERSは、タイムを短縮するには、有効である。 追い抜きができるかどうかは、低速コーナーでの立ち上がり次第であるが、KERSが強い味方になってくれるのは、間違いがない。 【タイヤ】 ブリヂストンはソフトとハードタイヤを持ち込む。 有名な高速左回りのターン8があり、右側フロントタイヤには非常に厳しい。 タイヤに優しいブラウンGPとバトンのペアには、有利だ。 逆にレッドブルには、不利な条件となる。 彼らは、ソフトタイヤのスティントを短くするしかなく、Q3での燃料搭載量に大きな制約を受けるだろう。 その為、ポール・ポジションを狙うのであれば、3ストップの選択肢もある得る。 【ピット戦略】 基本は2ストップ。 ただし、タイヤに厳しいマシンは3ストップも選択肢になる。 だが、3ストップでシミュレーション通りのタイムを出すのは、難しい。 その為、3ストップができるのはレッドブルとマクラーレンくらいだろう。 重量がラップタイムに及ぼすフューエル・エフェクトが大きいコースなので、1ストップは絶望的な作戦となる。 ストップ時間は、16秒+静止時間。 【マシンのアップデート】 BMWが満を持して、二層式ディフューザーを持ち込む。 これで、結果が出なければ二人のドライバーにとって、シーズン終了が待ち遠しくなるだろう。 フェラーリも、マイナー・アップデートを施したマシンを持ち込み、トルコGPを得意とするマッサをバックアップする。 モナコで二層式ディフューザーを持ち込んだレッドブルにとっても、本領を発揮させるレースとなる。 ここでレッドブルがスピードの面でブラウンGPに太刀打ちできないようなら、、チャンピオンは夏には決まるかもしれない。 ところが、追われるブラウンGPも止まっているわけではない。 彼らもBGP001用の新しいフロント・ウィングを持ち込み、リア・サスペンションに新しい部品を使用して戦闘力アップを目論む。 【レース展望】 正直な話、ここでは優れたエアロダイナミクスを持ち、タイヤに優しいブラウンGPのバトン以外が勝つことを予想することは難しい。 対抗するのは、レッドブルのベッテルとなりそうであるが、タイヤに厳しいのが致命的である。 またもや、ブラウンGPの1-2フィニッシュもありえる。

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