ロン・デニス バトンはもっと頑張らなければならない
バトンはもっと頑張る必要があるとマクラーレンのロン・デニスはバトンに発破をかけていると英ガーディアンが伝えている。2009年の世界チャンピオンは今週末、シルバーストーンで開催される地元イギリスGPに向かう。彼の契約は今シーズン末で切れることが知られている。
デニスは新人のマグヌッセンと大きく変わらない結果した残せていないバトンに不満がある。バトンはルーキーであるマグヌッセンをポイントで引き離していなければならないと考えている。彼ら2人のポイント差はわずかに14ポイントである。
「彼らが最善を尽くしてくれることにはある意味、満足している」とデニスは語った。
「ケビンの活躍はジェンソンを刺激している」
「ケビンに関して我々は素晴らしい選択をしたね」
「もっとやれよ、ジェンソン、君は世界チャンピオンだろ!チームメイトと比べて、もっと安定した成績が残せるはずだし、そうしなければならない」
「もっと努力して欲しいかって?もしろんだよ。彼は高い金をもらっているよ。もちろん我々が彼にベストのマシンを提供していないことはわかっている。このマシンで勝つことはとても難しいだろう。でも彼は自分の仕事をやらなければならないし、ケビンはバトンの仕事を難しくして欲しい」
デニスは2015年のドライバーに関しては今年遅くまで決定しないことを明らかにしている。これはドライバーマーケットを見極めて、誰と契約するのがベストなのか見極めたいからである。
「我々はレースに勝ちたいし、マクラーレンを運転したいドライバーの中で、最も優秀なドライバーと契約したい」
「キーワードは「契約可能」だ。ドライバーには契約があり、我々は契約を尊重する」
「もしルイスが来年、我々のマシンをドライブできるポジションにいるのであらば、よろこんでマシンに乗せたい。我々は勝ちたいだけだし、ドライバー決定のプロセスの中で、多くの側面を考え抜かなければならない」
ハミルトンが今年チャンピオンになれなければ、マクラーレンへ復帰するのではないのかと噂されている。またフェラーリのアロンソが2015年にマクラーレン・ホンダへ乗るのという話もパドック内ではささやかれている。
どちらにせよ、ロン・デニスは来年のドライバーラインアップを今年の遅くまで発表することはない。例えそれが既に決まっていたとしてもだ。
ロン・デニスのこの発言を聞いていると、バトンの立場は難しそうである。もちろんバトンにプレッシャーをかけて、よりいいパフォーマンスを引き出そうという気持ちも彼にはあるだろう。だがチームのエースドライバーにチーム代表が奮起を促すというのもあまり見かけない。バトンはワールドチャンピオン経験者であるのだから。
そう考えるとデニスは来年のエースドライバーについて、すでに目星をつけているのかもしれない。
source : Jenson Button needs to improve, says McLaren’s Ron Dennis
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