PIT-FM F1 MEETING @ ベルギーGP観戦記
台風が近づく夜の六本木。
政権交代が近づく状況で、雨が降る中でも、並んでいただいたお客さん。
ありがとうございます。
一緒に盛り上げていきましょう。
今回のF1 MEETINGでは、CS放送の音声なしで、エンジン音とチームラジオだけが流れる中での実況解説となりました。
そんなイベントの強力な秘密兵器がいました。
その秘密兵器が小泉亜子さん。
2007年 ミス・ユニバース ファイナリストである彼女は、5年間アメリカはロスアンジェルスに留学経験があり、英語が堪能な彼女に、チーム無線を訳していただこうという作戦です。
私がチームラジオを通訳できればいいのですが、残念ながら私の英語力ではチーム無線を聞き取ることができません(; ;)ホロホロ。
チームラジオって、無線なので音質が良くないですし、イベント会場では、他の音もあって聞き取りにくいんです(と言い訳しておこう(^_^)。
なので英語に堪能な彼女に、その部分をお任せしました。
初登場の亜子さん、お願いします。
ゲスト解説者は、元スーパーアグリの井出有治さん。
一緒に解説させていただくのは、三回目となります。
土曜日から大波乱の予選結果で、今年最も上位三位の順位を予想するのが、難しいレースとなりました。
私の予想は、ツゥルーリとライコネンの一騎打ち。
ライコネンがレース序盤で、2位に進出することができれば、ライコネンが勝ち、ライコネンがトラフィックに引っかかり、2位になるのが第二スティントや第三スティントまで時間がかかると、ツゥルーリが逃げ切るというのが、私の予想です。
どちらにしても、レースの行方の鍵を握るのはライコネンです。
実際のレースは、ライコネンがあっという間に二位になり、SCがいなくなると瞬く間にトップに立ち、逃げ切り今シーズン初優勝を遂げました。
いやはや、さすがにスパ・マイスター キミです。
私の予想を遙かに上回る走りでした。
そして、もう一人の主役はフィジケラです。
ポール・ポジションからのスタートは、プレッシャーがあったはずですが、見事にスタートを決めてくれました。
結果的には2位でしたが、予想を上回る走りに拍手です。
今回の会場は今までになく、盛り上がっていました。
本当にここまで盛り上がったのは、初めてです。
ライコネンが抜けば、「うぉ~!」、フィジケラが仕掛ければ「きゃ~」と大盛り上がりです。
キミとフィジコがフィニッシュした瞬間は、大きな拍手が起こります。
感動的なシーンでした。
そして極めつけは表彰台でのイタリア国歌です。
イタリア国歌が流れてきたら、誰が始めたのか、手拍子が。
ここは日本かイタリアか?と思うような光景です。
日本広といえども、イタリア国歌でこれだけ盛り上がれる場所は、PIT STOP CAFEだけでしょう。
今まで、苦しんでいたキミ&フェラーリ・ファンの喜び爆発の瞬間でした。
フェラーリ・ファンの皆さん、是非次回はF1 MEETINGへ来て、一緒に盛り上がりましょう。
そして本日の秘密兵器AKOさん。
チームラジオを聞いて通訳していただきました。
本当に助かりました。
さすがです。
はっきり言って私は、ほとんど聞き取れませんでした(;>_<;)ビェェン。
そして、AKOさんの最後の大仕事が残っています。
それが、レース後のドライバーズ・インタビューの通訳です。
ドライバーズ・インビューはチームラジオよりは聞き取りやすいのですが、同時通訳となると話は別です。
他人が話す言葉を聞きながら、通訳するのは想像を絶する難しさです。
英語が理解できるというのとは、全く別次元の話なんです。
私もある程度は英語を理解できますが、それを通訳するのは全く別物です。
ましてや、同時通訳なんてできるわけないでしょうという感じです。
でも、彼女は初めての同時通訳も見事にやってのけました。
彼女の能力の高さにも驚かされるのですが、本当にミッション・インポッシブルな仕事をできないと言わずに、挑戦する彼女の姿勢が素晴らしいです。
ワンダフル!
普通、初めてのF1イベントの現場で、生中継の音を聞いて通訳するのは、簡単ではありません。
見習わなければ。
ありがとう、AKOさん。
また、次回も来て助けてください。
よろしくお願いします。
というわけで次回は9月13日日曜日フェラーリの地元 イタリアGPでお会いしましょう。
こりゃ、またフェラーリ・ファンが盛り上がりそうだ。
- ベルギーGP観戦ガイド
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