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フィジケラ フェラーリへ電撃移籍

ベルギーGPでフォース・インディアを初ポール・ポジション、初ポイント、初表彰台に導いたイタリア人 ジャンカルロ・フィジケラがイタリアGPで、フェラーリをドライブすることが判明した。 ベルギーGP前から噂にはなっていたが、フォース・インディアと有効な契約が残っており、ベルギーGPでチーム初の表彰台をもたらした、このベテランをチームが手放すとも思えなかった。 ベルギーGP終了後の記者会見でも、フィジケラはフェラーリ移籍を否定し、残りのシーズンをフォース・インディアで集中すると述べたばかりだ。 チーム・オーナーのビジャ・マルヤもフィジケラ残留を明言していた。 だが、フィジケラは決して嘘をついたわけではない。 この話が動き出したのは、フィジケラ移籍が決まる24時間前だというのだ。 全ては急転直下に決まった出来事。 フェラーリはマッサの今シーズン復帰が絶望になったことを受けて、他のドライバーの獲得に動いた。 かといってクビサをいくら撤退が決まっているとはいえBMWが放出するわけもなく、アロンソも同じ状況だった。 今年はシーズン中のテストが、原則禁止されているので、ベストなのは現役ドライバーから選ぶのがベスト。 だが、他のチームからドライバーを強奪することもできず、フェラーリとしての選択肢は限られていた。 そこで、今シーズン末での引退も視野に入っていたフィジケラが選択肢として浮上した。 フィジケラ自身もフェラーリをドライブするのが夢と語っていたし、引退前のドライバーをフォース・インディアが無理矢理縛り付けても、あまり得るモノがない。 それに、フォース・インディアはフェラーリに昨年のエンジン代金の一部が未払いになっている弱みもあったのだろう。 (チーム代表のビジャ・マルヤは、この移籍に経済な取引はないと否定しているが) ビジャ・マルヤがとても常識的な対応をしてくれたおかげで、フィジケラの夢が叶いました。 フィジケラがフェラーリをドライブするのは、恐らく残り5レースのみ。 だが、2010年のテスト&リザーブドライバーとしての契約も含まれているようです。 フェラーリが来年の契約も結んだ真意は、マッサが来年復帰しても、マッサの状態が万全でなければ、シーズン途中でフィジケラと交代させるという選択肢も持てることになります。 マッサにとっては厳しい話ですが今シーズン、リザーブドライバーで苦しんだフェラーリからすれば、当然の危機対策です。 以下はフィジケラのコメントです。 言葉の端々から喜びがにじみ出ていて、読んでいるこちらも思わず微笑みたくなる内容です。 フィジケラには、地元イタリアGPで結果を残して欲しいですね。 「天にも昇る気分だ。 自分の夢が叶ったなんて、まだ信じられないよ。 フェラーリとルカ・モンテツェモーロに感謝したい。 この1週間、本当に信じられないことが僕に起こった。 ポール・ポジションにスパでの2位そして、シーズンの残り5レースを走るためにフェラーリに呼ばれたんだ。 自分のベストを尽くして、すごいチャンスを与えてくれたフェラーリに報いたい。 決して簡単な事ではないけど、でも僕の持っている全てを使って最高の結果をつかみ取るよ。」

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