マクラーレン ドライバーラインアップを維持の方向
来年のドライバーラインアップを決定していないマクラーレンだが、どうやら来年も今年と同じドライバーラインアップで臨むようである。
マクラーレンが来年ホンダエンジンを搭載するのに合わせて、トップドライバーとの契約を画策していることは周知の事実である。彼らが狙うのはトップ3のうちの誰か。つまりアロンソかハミルトンかベッテルである。
だが契約解除条項が有効になりフェラーリから出ることも可能なアロンソはマクラーレンのオファーを受けなかった。
メルセデスで勝てるマシンを手にしているハミルトンは、ロズベルグとの間で緊張した関係を持っているが、彼が勝てるマシンを捨ててまでマクラーレンへ戻るとは思えない。
最後のベッテルだけは事情が違う。彼も2015年にレッドブルと契約がある。だが今年、予選でこそ互角に争えるようになったが、レースではリカルドより後ろでフィニッシュすることが多い。その為、移籍の可能性がないわけではない。だが最終的にベッテルは2015年もレッドブルで走ることを決めたようである。
となるとマクラーレンにとっては、現状のバトンとマグヌッセンを維持するのが一番いい選択肢となる。ただバトンとの交渉において、契約年数の問題が浮上するであろう。チーム側は2016年にトップドライバーと契約するために、単年契約にしたいがバトンは当然、複数年契約を望むだろう。
だがバトンもマクラーレンが唯一のオプションであり、他のチームへの移籍も難しいことから、オプション契約を組み込んで合意できると見られる。
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