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アロンソの後任は誰だ?

アロンソがフェラーリを出て行く可能性が高くなってきた。では誰がアロンソの後任になるのであろうか。 新しいフェラーリ首脳の望みがセバスチャン・ベッテルであるのは、明白である。しかしベッテルには2015年末できれるレッドブルとの契約がある。その契約がどうなるのか?それが一番の焦点になるが、解約条項に触れていない限り、レッドブルがベッテルを来年放出するとは思えない。 だがレッドブルの状況も昨年とは異なっている。昨年までのレッドブルにとって、ベッテルは絶対に手放せないエースであった。だが今年のレッドブルにはリカルドがいる。今年のリカルドはベッテルを上回る活躍を見せており、高額の違約金があれば、ベッテル放出に同意する可能性もゼロではない。もしベッテルが来年フェラーリへ移籍すれば、レッドブルはすぐにクビアトを昇格させるだろう。 この件には、バーニー・エクレストンも一枚かんでいる。彼はベッテルと近い関係である事が知られている。彼はシューマッハーがフェラーリへ移籍する時も影響力を行使している。 ハミルトンもフェラーリに興味を持っていると言われているが、彼に普通の常識があれば、今年のメルセデスを飛び出して、フェラーリに行くことはない。もっともハミルトンがマクラーレンを出る時も、大きな批判があったことを考えれば、こちらの可能性もゼロではないが、可能性としては低い。 そう考えると2015年のフェラーリは、過渡期の年になるかもしれない。もしフェラーリが来年、ベッテルを獲得できなければジュール・ビアンキは有力候補である。彼はフェラーリ・アカデミーのドライバーであり、2年間マルシアからF1に参戦し、経験を積んできた。 だがフェラーリは、経験の少ないドライバーを走らせるが好きではない。そうなるとヒュルケンベルグも候補者の1人になる。彼は昨年、一昨年とフェラーリと交渉し、もう少しで契約するところまで来ていた。 これからシーズン終了まで、重要な交渉がおこなわれ、ドライバー達の人生を変えるような決定がなされる。だがドライバー契約はサインされるまで何が起こるかわからない。願わくばこれまでいいマシンに恵まれていないドライバーにチャンスが与えられればいいのだが。
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