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ヨーロッパGP観戦ガイド

【サーキット】 ヴァレンシア市街地コース 5.419km×57周=308.883km 2008年に初開催されたスペインはバレンシアの市街地を利用したサーキット。 コース上に橋があり、長い直線があるのが特徴。 基本レイアウトは低中速コーナーが中心のストップ&ゴー型のサーキットレイアウトである。 路面状態は金曜日は汚れていて、日曜日の決勝に向かい1周毎にどんどん良くなっていくので、予選最後のアタックでミスなくタイムを出せるかどうかが予選の鍵を握る。 追い抜きが難しいサーキットでもあるので、予選の順位は非常に重要。 グリッド奇数列の方がラバーがのっていて有利になる。 優勝を狙うには、確実に奇数列が得られるポール・ポジションが欲しい。

 【エンジン】 全開率は54%と低くエンジンの負荷は少ない。 ただ、高温になることが予想されるので、温度的には厳しく、エンジンの冷却は重要となる。 長い直線では最高出力が求められ、メルセデス・エンジン搭載車は最高速度を稼げるだろう。 低速コーナーが多いことから、低回転域のトルクの出方が重要で、ルノーエンジンは有利。 【シャシー】 直線が長いため、比較的低いダウンフォースで走る。 ただし、マクラーレンはダウンフォースをつけてくる可能性有り。 彼らはダウンフォースをつけても、トップスピードを犠牲にしなくてすむ、効率的なFダクト・システムを持つ。 ハード・ブレーキングが多いので、ブレーキング時の安定性が重要。 ブレーキに厳しいサーキットの一つでもあり、ブレーキ冷却には十分に気をつけたい。 また、低速コーナーからの立ち上がりも重要。 メカニカルグリップも必要になり、ルノーは有利。 【アップデート】 フェラーリは、アロンソの地元のこのサーキットで、大規模なアップデート持ち込む。 これまでFダクトにリソースを注ぎ込んでいたが、今回はマシン後部を改善する。 その目玉が排気管出口の位置で、レッドブルのようにマシンの低い位置から排出する模様だ。 これらのアップデートによりディフューザーの効率を改善し、0.3秒ほどのタイムアップを目論む。 だがこのアップデートはバレンシアより、次の高速シルバーストーンの方が、有効に働くだろう。 レッドブルは改良したFダクトを持ち込む。 ニューウェイが考えるFダクトは興味津々である。 これが機能すれば対マクラーレンで優位に立てるが、うまく動作させるのは難しい。 彼らがFダクトを有効に機能させられるのは、もう少し時間が必要だろう。 【タイヤ】 ブリヂストンはスーパー・ソフトとミディアムを持ち込む。 金曜日の時点で路面は汚れており、マシンが周回するごとにラバーがのり、タイムアップしてくる。 よって決勝レースのスタート直後とフィニッシュ直前では、まったく別といってもいいくらいに路面状況が変わってくる。 低速コーナーからの立ち上がりが多いため、リアタイヤのタレやグレイニングは致命的となるので、丁寧なアクセルワークが必要。 路面状況は滑らかであり、タイヤへの入力は大きくない。 しかし気温は上昇すると思われるので、カナダのようにグレイニングで悩まされることはないだろう。 【ピット戦略】 1ストップが基本。 オーバーテイクが難しいので、ポジション重視でピット戦略を考える必要がある。 その為、他車のピットインに合わせて、続々とピットインしてくることが考えられる。 ストップ時間は、10秒+静止時間。 【レース展望】 ダウンフォースをつけても、直線スピードを犠牲にしない、Fダクトを持つマクラーレンが優勝候補。 特にダウンフォースが少くマシンが安定しないこのサーキットで、ハミルトンは素晴らしいドライビングを見せる。 トルコ、カナダに続く三連勝も可能である。 コースを選ばない速さを見せるレッドブルの二台も競争力がある。 一度前に出られれば、抜けないコースなので、予選が非常に重要。 普段、レースがおこなわれないストリート・サーキットなので奇数グリッドが有利。 勝利するなら確実に、奇数グリッドが確保できるポール・ポジションが欲しい。

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