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2011 Rd7 カナダGP観戦ガイド

【開催国概要】 開催国:カナダ 首都:オタワ 地理:北アメリカ大陸北部に位置し、世界で二番目に国土が広い 人口:34,000千人 GDP:約130兆円(世界第9位) 公用語:英語、フランス語 気候:モントリオール周辺では四季があるが、季節の温度差が極端に大きい 【サーキット】 サーキット・ジル・ヴィルヌーヴ 4.361km×70周=305.270km 長い直線と低速コーナーの組み合わせが特徴で、減速と加速を繰り返す典型的なストップ&ゴー型サーキット。 ダウンフォースの少ないセットアップで走る為、マシンの安定性は低くドライビングは難しい。 年間を通じてレースがあまり開催されないので、路面は滑りやすい。 昨年までであれば、土曜日から日曜日にかけラバーが載るに従って、グリップが増してくるのだが、今年のピレリタイヤには期待できない。 コース脇のエスケープゾーンが狭く、ドライビング・ミスは大きな代償をともなう。その為、セーフティ・カーが出ることも多く、レース展開に大きな影響を及ぼす。 オーバーテイクポイントはヘアピンと最終シケインの飛び込み。 ターン8の入り口でも抜けそうに思えるが、ここでの挑戦は失敗に終わることが多い。 【エンジン】 全開率が66%あり、エンジンへの負荷は大きい。 長い直線があるのでトップエンドのパワーも重要であるが、低回転域でのトルクが低速コーナーからの立ち上がりでタイムに直結する。 パワーではメルセデス・エンジンが、ドライバビリティではルノー・エンジンが有利。 もちろんKERSは有効なデバイスである。 【シャシー】 低速コーナー出口での、トラクションの良さは直線のスピードを左右する。 その為、リア・サスペンションは柔らかめセッティングを選択する。 低速からの加速を繰り返すので、駆動系の負担は大きい。 コーナーやシケインでは縁石を乗り越える場面も多く、その際の安定性が重要。 この部分でルノーは優秀である。 【エアロダイナミクス】 直線区間が長いので、ダウンフォースレベルが低い特別なエアロ・パッケージが必要。 その為、ブレーキング時やコーナーではダウンフォース不足になり、安定性を欠きドライビングは難しい。 長い直線ではDRSは有効であり、DRSの効率が勝負を分ける。 【タイヤ】 ピレリタイヤはスーパーソフトとソフトを持ち込む。 路面は比較的スムーズで、タイヤにとって厳しいサーキットではない。 だが低速からの立ち上がりが多く、リアタイヤへの負担は大きい。 リアタイヤがタレると、低速コーナーの立ち上がりで加速が鈍り、長いストレートでオーバーテイクされてしまう。 立ち上がりでは丁寧なアクセルワークで、タイヤの摩耗を最小限に抑える必要が ある。 【ブレーキ】 ハードブレーキング・ポイントが4カ所あり、1年を通じて最もブレーキに厳しい サーキットの一つである。 あまりに激しいブレーキングを続けると、レース終盤にブレーキが厳しくなり、 最悪壊れることもある。 その為、ブレーキの減り具合をモニターして、ブレーキバランスを細かく調整し なければならない。 また、ダウンフォースレベルが低く、ブレーキング時の安定性を欠くので、より 丁寧なブレーキングが求められる。 【ピット戦略】 タイヤ摩耗は厳しくないので、基本は2ストップか3ストップ。 モナコのような1ストップも可能だが、タイヤを労る必要があるのは言うまでもない。 ストップ時間は、17.5秒+静止時間。 早めにタイヤ交換すると、スティントの終盤でリアタイヤが厳しくなる。 追い抜きは比較的できるので、状態の良いタイヤを投入するマルチストップが有効である。 【レース展望】 レッドブルが、ここでも速いのは間違いがない。 ただDRSの効率が良いマクラーレンも少なくともレースペースでは対抗できるだろう。 ハミルトンはここを得意としており、昨年同様レッドブルの連続PP記録を止めることが期待できる。 レッドブルにとっては今年、最も厳しいレースとなりそうである。 【過去5年間の優勝者】 2005 K.ライコネン <マクラーレン> 2006 F.アロンソ<ルノー> 2007 L.ハミルトン<マクラーレン> 2008 R.クビサ <BMW> 2010 L.ハミルトン<マクラーレン>

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