2015年の最初の合同テストとなるヘレスの最終日にトップタイムを出したフェラーリのキミ・ライコネンは、テストでの最速タイムにたいした意味はないと述べている。
「でも多くの周回ができたし、状況はいい。大きな問題も起こっていないしね」
最終日に最速タイムをだしたことに関しては、新車の進化を確認できたのでみんな喜んでいると話した。
2014年はライコネンに合わないマシンに乗り苦労したが、今年のマシンは彼に会っているようである。
「昨年のマシンと比べると、状態はいい」
「でもまだまだ、やらなければならないことは多いし、改善点もある」
「昨年よりは、はるかにいいよ」
フェラーリは4日間のテスト中、3日間でトップタイムを記録した。残りの1日も最速タイムを記録したのは、フェラーリのパワーユニットを搭載したザウバーである。
だがこの時期はタイム比較しても、あまり意味はない。各マシンで搭載している燃料も、テストしている内容も違うのでタイムだけを比較するのは無意味である。
だがここまでのフェラーリを見ていると、昨年とは違い順調である事は間違いがない。多くの週回数を重ねることができれば、それだけデータを収集できるし、開発への助けになる。
今年のフェラーリは、あなどれない存在になるかもしれない。