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2012 Rd11 ハンガリーGP観戦ガイド



【開催国概要】
開催国:ハンガリー共和国
首都:ブタペスト
地理:中央ヨーロッパの内陸国
人口:10,032千人(世界80位)
GDP:約15.7兆円(世界第33位)
公用語:ハンガリー語
通貨:フォリント

【サーキット】
ハンガロリンク
4.381km×70周=306.630km
コーナー数:14
平均速度:196Km/h
最高速度:301Km/h(DRS作動時)、291Km/h(DRS非作動時)
必要燃料量:150kg
燃料消費量:2.11kg/LAP

多くの中低速コーナーと長いストレートを持つテクニカルなサーキット。
パーマネントサーキットでは最も平均速度が遅い。
DRSがあっても、オーバーテイクはほぼ不可能。
普段はレースが少ないことから、市街地サーキットのように金曜日の朝と日曜日の午後では路面コンディションが全く異なる。
周回ごとにグリップが向上するため、予選最後のアタックが勝負の分かれ目。

過去10回のハンガリーGPで、ポールシッターが優勝したのは4回。
決勝レースでの追い抜きは、難しいため予選が重要な意味を持つ。
そして予選順位と共にスタートダッシュも重要である。

ただし過去7年間を見ると、PPが優勝したのは1回だけというデータもある。
つまり予選順位は重要であるが、波乱もあるのがこのレースの特徴でもある。
2008年、マッサが優勝目前でエンジントラブルでリタイヤし、2006年にはトップを走るアロンソがリタイヤし、ホンダのバトンが初優勝を飾った。
1997年にもトップ独走のアローズをドライブする、D・ヒルが残り数周でスローダウンしたこともある。

スタートから1コーナーまで約400mと長いので、スタート直後の順位争いが激しい。オーバーテイクが可能なのは、ストレートとターン1での飛び込みである。
今年は長い直線でDRSが使用できるので、例年以上のオーバーテイクが見られるだろう。
気温は例年高く、降雨は非常に珍しい。
【エンジン】
全開率は55%と低くエンジンの負荷は少ない。
ただ、高温になることが予想されるので、温度的には厳しく、エンジン冷却は重要な要件である。低速コーナーが多いことから、低回転域でのトルクが重要であり、
ルノーエンジンは有利。

【シャシー】
ダウンフォースが大きいセットアップが基本。
効率のいいアンダーフロアから得るダウンフォースが重要になる。
また、低速コーナーではメカニカルグリップも必要になる。
その為、リア・サスペンションを柔らかくしたいが、空力の安定性とのバランスが難しい。
ブレーキには厳しくないが、クールダウンする時間が少ないので摩耗は大きい。

【タイヤ】
ピレリははソフトとミディアムを持ち込む。
タイヤには比較的優しいサーキットである。
二種類のタイヤのタイム差は0.6秒と見られているが、決勝では0.2秒程度に短縮すると見られる。
低速コーナーが多いため、リアタイヤのタレやグレイニングは致命的となるので、丁寧なアクセルワークが必要。
金曜日から日曜日に向かって劇的に路面状況が改善されるので、金曜日から日曜日の路面状況を想定したセットアップが重要になる。
高温になることが多く、タイヤへの影響は大きい。

【DRS】
今回は一カ所だけDRSゾーンが設けられる。
検知ポイントはターン13と14の間置かれる。
DRSは最終コーナーのエイペックスから70m地点で有効にできる。
DRSがあっても追い抜きが難しいことに変わりはない。ただスピード差があるマシンに悩まされることは少ないだろう。

【ピット戦略】
2ストップが基本だが、マシンと気温次第で3ストップもある。
オーバーテイクが難しいので、いつタイヤ交換するかタイミングを見極めることが重要になる。
ストップ時間は、15秒+静止時間。

【レース展望】
過去2レースのアップデートでマクラーレンが競争力を持つだろう。
その為レッドブル対アロンソの対決にマクラーレンが割り込んでくる。
アロンソとすれば優勝する必要はないので、予選の順位を見ながら勝ちに行くか、ポイント重視にするか選択ができる。一方、追う立場のベッテルは優勝が欲しい。

【過去5年間の優勝者】
2007 L.ハミルトン <マクラーレン>
2008 H.コバライネン<マクラーレン>
2009 L.ハミルトン<マクラーレン>
2010 M.ウェバー<レッドブル>
2011 J.バトン<マクラーレン>
 

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