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トラブルに泣いたフェラーリ

  トークンを使用してパワーユニットを改良してきたフェラーリは期待を持ってモントリオールへやってきた。ところが彼らの希望はトラブルによって消えてしまった。 最初のトラブルは予選でベッテルに発生した。Q1でいきなりパワーロスを感じたベッテルはアタックすることもできずに、Q1で脱落した。レースではトラブルもなく走りきったが最後方からのスタートではベッテルにできることは、速く走ることだけである。 それでも4位になったことは、フェラーリの能力高さを示してはいる。だがトラブルによりフェラーリがどの程度メルセデスに追いついたのかは不明のままである。 ベッテルの代わりに3位表彰台を狙ったライコネンであるが、最初のタイヤ交換のアウトラップでスピン。彼は昨年も同じヘアピンでスピンしている。 彼によるとピットストップ用のエンジンマップに異常があったらしい。アクセルペダルを少ししか踏みましていないのに、大きなトルクが出てスピンしてしまった。このスピンをライコネンのミスと片付ける人もいるだろうが、ライコネンがこんな簡単なミスをするとは考えられないので、マップのトラブルを考えた方がいいだろう。