レッドブルとルノーは破局直前か
昨シーズンから継続的に非難合戦を繰り広げているレッドブルとルノーは離婚へ向かっているようである。
レッドブルは既にルノーに対して契約解除の通知書を送付したと噂されている。レッドブルとルノーとの契約には、成績条項が含まれていると考えられている。これはポイントやコンストラクターズの順位とかではなく、他のパワーユニットメーカーとの結果の比較であると伝えられている。
その一方でレッドブルはパワーユニットの供給に関してメルセデスとの交渉を続けている。そして当初、レッドブルへのPU供給に関して否定的だったメルセデスのトーンが変化した兆しがある。そしてそれはメルセデスの取締役会から来ていると思われている。
レッドブルは競争力がない状況であれば、F1から撤退も視野にあると述べている(脅している?)。そこでメルセデスとしては、チームとしてはPUを提供したくないが、F1全体のことを考えるとレッドブルへのPU供給も止むなしと考えているようである。
トト・ウルフの発言にも変化が見られる。彼はインタビューにこう答えている。
「もし自分がメルセデスのモータースポーツのトップならば、F1全体のことを考えてレッドブルへのPU供給は興味深い選択肢であると言うだろうね。レッドブルというブランドは若者にアピールできるし、それは勝利のブランドだから」
「でも一チーム代表として言うならば、勝てるマシン作りを知っているライバルチームにPUを供給するのは理想的とは言いがたい」
だがメルセデスにとってもレッドブルが競争力を取り戻すことは悪くない話かもしれない。彼らが速くなれば、フェラーリの前でフィニッシュし、チャンピオン争いを楽にしてくれるかもしれない。
メルセデスはレッドブルとの契約内容に、PU供給メーカーを非難しないという条項を入れようとするかもしれない。そうすれば、今レッドブルとルノーが繰り広げているような非難合戦を止められる。
もし例えばレッドブルが(他のメルセデスユーザーと同じように)メルセデスと同じソフトウェアやノウハウを使わしてもらえてないと考えても、非難されるのは避けたいからだ。
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