ヒュルケンベルグはこの結果を偶然ではないと述べた。
「最近の好成績は偶然ではなく実力だと思う。これはタイヤが変わったことだけではなく、アップデートやマシンへの理解が進み、セットアップも決めることができた」
ザウバーはシーズン当初からリアのバランスが悪いことに悩まされていて、まだ完全ではない。しかし改善はされてきている。
「今回の予選ももう少しいい結果が残せそうだったんだけど、雲で路面温度が下がった事よりタイヤがグリップせずにタイムを失った。このマシンはタイヤの作動温度領域が狭く、路面温度が1~2度下がるだけでグリップを失う」
予算不足に悩まされるザウバーではあるが、技術陣は奮闘している。予算額で順位が決まるとも言われる今のF1ではあるが、ザウバーの活躍は中小チームを勇気づけてくれる。