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ザウバー バリチェロの復帰を否定

韓国GPの予選後、ザウバーの代表であるカルテンボーンがバリチェロのザウバーからの復帰を否定した。最も経験豊かな元F1ドライバー ルーベンスバリチェロはザウバーからのF1復帰を噂されていた。
カルテンボーンは自分の曖昧な発言が誤解を生んだとして、この件についてはっきりさせたいと考えたようだ。
バリチェロは15億円の予算をもって、ザウバーにアプローチしているようだが、もしこの金額が本当であるなら、ザウバーも思い切ったことをするものである。他の選択肢があるにしてもこの時点でバリチェロを構想外にするというのであるから、他にあてがあると考えなければおかしい。
そう考えるとシロトキンのチームメイトにはもっと大きな金額を持ち込めるドライバーと考えるべきかもしれない。ペトロフが復帰して、シトロキンと組み、ロシアマネーを引き込むのか。それとも来年のエンジン代金を減額するのと引き替えに、フェラーリの息のかかったドライバーを起用するのか。
ただこの時点でもう一人のドライバーに関する噂がないのは実に不思議である。この世界はとても狭いので誰が誰と話をしたというのすぐに広まる。ところがザウバーのもう一人に関してはあまり噂がない。それともすでにドライバー選びに彼らの意志は反映されないのかもしれない。そう考えると19歳のドライバーをGPデビューさせるというのも納得できる。普通、経験のないドライバーをデビューさせる場合、1年くらいリザーブドライバーとして慣れさせてから、起用するのだからこの起用は性急するぎ感がある。今のリザーブドライバーはテスト走行することはないが、金曜日の午前中に走らせることはできる。
またキミ・ライコネンのように排気量の小さなフォーミュラカーしか経験せずに、レース数限定のスーパーライセンスしか発行されずにデビューして、世界チャンピオンになったドライバーもいるので若いからいいとか悪いとか一概にはいえない。
ただザウバーのドライバー選びは謎を深めるばかりである。 

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