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レッドブル F1撤退か!?

P-20150926-00311_News-s フェラーリのチーム代表であるマウルシオ・アリバベーネはソチで、2016年はレッドブルにパワーユニットを供給しないことを決定したと述べた。 「レッドブルは2016年のパワーユニットがない。我々が悪いように感じるかもしれないが、そうではない」 これに関してはアリバベーネは単純に供給キャパシティーの問題であると述べている。そのためフェラーリは2015年型のPU供給をレッドブルに打診していたが、戦闘能力の劣る一年落ちのPUを使用することをレッドブルは拒否していた。姉妹チームのトロロッソはフェラーリ製の2015年エンジンを受け入れることを表明している。 「実行することは全て計画を立てなければならない。新しいPUの開発や製造プロセルの見直し、他のチームへの満足いく供給を考えると、現時点での計画を全て見直さなければならない。彼らは2016年にメルセデスのPUを使用すると確信しているし、ルノーとの契約もキャンセルしたからね」 「例えばこれが、もし彼らが6月に決断していたら、考える余地はあったよ。でもモンツァの後で話しに来られてもね。四番目のチームに供給して、管理するには熟練のエンジニアが必要で、それは大学を出たばかりの人間には務まらないんだよ。F1はそんなに簡単ではない」 「もし明日社長(セルジオ・マルキオーネ)が来て彼らにエンジンを提供しろと言われたら、全てを変更しなければならないし、慎重に計画を立てなければならない」 これはマルキオーネに対するメッセージでもあるし、同様にエクレストンやレッドブル、F1ファンに対するメッセージでもある。つまりフェラーリはレッドブルに最新のPUを提供することができないと明言してるのである。 これによりレッドブルは2016年シーズンに参戦できない危機に直面している。チャンピオンを争うチームがF1に参戦できないというパロディのような事態が実現しようとしている。 これに関しては昨日のフリー走行中にもクリスチャン・ホーナー、ヘルムート・マルコとエクレストンがパドックで長時間話し合っていることが確認されている。ただバーニーのフェラーリやメルセデスに対する影響力は落ちていると言われている。 当初、フェラーリが旧型のPUを提案しているのは、値段をつり上げて、PUのスペックを渡すのを遅らせてレッドブルの来年のマシン開発を遅らせる意図があるかと思っていたが、フェラーリがここまではっきりと明言すると言うことは、これは駆け引きではない。 つまりレッドブルはコーナーに追い詰められたと言うことである。