ベッテルとライコネンの明暗
これが4年連続チャンピオンになったドライバーの実力なのだろう。予選ではわずかに及ばず4位だったが、決勝ではロズベルグのリタイヤに助けられたが2位を獲得した。
予選ではマシンのフィーリングが良くなかったのだが、決勝ではそれをきっちり修正し、結果を出すのは簡単ではない。
しかも彼のすごいところは、常に結果を出し続けているところである。
そのベッテルとは対照的にライコネンは結果を残せなかった。4位を走行中のライコネンは最終ラップで前を走る3位のボッタスにアタック。
2台は接触し、ボッタスはリタイヤとなった。
このトラブルは判断が難しいが、ライコネンの左フロントタイヤはボッタスの右リアタイヤに当たっている。
ライコネンはボッタスのイン側に入っているとは言えず、これではボッタスはライコネンを確認できないので、ライコネンが引かなければ接触は避けられない。
こういうイージーなミスをライコネンがするのを見た記憶がない。
彼はとてもマシンのコントロールが上手いので、このような接触をするのは信じられない気持ちである。
- チャンピオン争いは終わった
- マクラーレン・ホンダ 望外の入賞