チャンピオン争いは終わった
不運なニコ・ロズベルグのリタイヤにより今年のチャンピオン争いは実質上、終わってしまった。ポール・ポジションを取り、スタートを完全にこなし、リードを守っていたニコは、何もなければ優勝していた。
だがまさかのトラブルが彼を襲う。アクセルペダルのトラブルである。アクセルペダルに問題が起こることは滅多にない。なぜならアクセルはそれほど複雑な装置でもないし、問題が起こると非常に危険であるからだ。
73ポイント差となり、ランキングもベッテルに抜かれて3位になった。残りレースは4戦。
ニコが残りレースを全て勝っても、ルイスが全て2位になればチャンピオンであるし、3位でも余裕である。ルイスが2回リタイヤしてもまだリードを保てるし、3回リタイヤしてもまだたった2ポイント差である。次のレースでルイスがニコに3ポイント以上差をつければ、チャンピオンは数字上でも決まりである。
ニコには今回のようなレースが必要だった。予選からルイスを圧倒し、レースをコントロールする。
そんなレースができた時に、トラブルからリタイヤするとは、そのダメージはあまりも大きい。
もう来年に気持ちを切り替えて、残りのレースを戦うしかないだろう。
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