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フェラーリ不調の原因は人災

フェラーリのアロンソがタイトルを取れなかった理由は7月にあると述べている。実際にそうである。今シーズン彼らの出足はよかった。少なくとも昨年よりはよかった。 シーズン最初の4レースのうち、3レースで予選3位。続くカナダGPまでの3戦も予選5位二回、6位一回とまだ悪くない。ところがイギリスGP以降を見ると最高で5位が二回。8位が二回、9位も二回ある。これでは勝てない。イギリスGPは7月に開催された。 関連記事:アロンソがチャンピオンを逃した三つの理由 昨年の不調の際、彼らは風洞が悪いと言った。だから彼らは新しい風洞を建設し、完成した。その間、ドイツのケルンにあるトヨタの最新鋭風洞装置を使っていた。これはマクラーレンも使う優れた施設である。ところがその風洞施設を使っても、今年のフェラーリはシーズン中盤に失速してしまった。となると後の原因は人か組織しかない。 アロンソが今年7月から失速したのは、新しく投入したアップデートのパーツが効果がなかったからである。他のチームが有効なアップデートを投入している中、アップデートが有効でないのであれば、競争力は失われる。 優れた風洞施設を使っても有効なパーツが開発できないと言うことは、その原因は人か組織にあると考えるのが妥当である。フェラーリはロータスから空力専門家のジェームス・アリソンをリクルートするなど人材の補強に努めている。だがこれらの人物を生かすも殺すも組織である。1人のデザイナーが線を引いて、マシンを設計するという時代は、かなり昔に消え去った。そうであるならば、優秀な人材を活かすための組織作りが大事なる。 そしてその組織を作るのも人である。つまりフェラーリ不調の原因は風洞ではなく、人にある。そこに気がつかなければ、新しい風洞が完成しても、また来年も同じ事が繰り返される。

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