2013年のF1 第16戦 インドGPが10月27日現地時間14時からスタートした。ポールポジションからスタートしたベッテルが、タイヤ選択の違うドライバーに一時的にリードを許したが、ウェバーが最初のタイヤ交換後はリードを奪い返し、夏休み明けの連勝記録を6に伸ばし、4年連続4回目のワールドチャンピオンになった。
ピレリが持ち込んだソフトとハードのデグラデーションが大きく別れたため、タイヤ戦略も大きく別れた。ソフトスタート勢は1周目からタイヤ交換が始まり、ベッテルは2周目、グロージャンが13周目まで引っ張った。ミディアム勢は20周以上走り、ソフトに交換して数周走った後、最後にまたミディアムを履くドライバーが多かった。
また1ストップを狙ってきたのが、ライコネン、グロージャン、スーティル。ただ二台のロータスとスーティルにはタイヤの選択が違った。ロータスの二台はソフトでスタートして、ミディアムに交換し、最後まで行く作戦。スーティルはミディアムで引っ張って、レース終盤で燃料が軽くなったところをソフトという選択だった。この3人のうちグロージャンとスーティルは成功し、ライコネンは終盤にタイヤがもたなくなり失速し7位となった。
マッサがいいレースを見せて4位。1周目にウェバーに接触して、フロントウィングの交換を強いられたアロンソは11位に終わった。ウェバーは2位を走行中にオルターネータのトラブルが発生し、リタイヤを余儀なくされた。
レース終了後、チャンピオン決定の喜びをスタンド前のドーナツターンで表したベッテルはFIAから戒告を受けた。
2013 Rd.16 インドGP最終結果
Pos Driver Team Laps Gap
1 Vettel Red Bull 60 1h 31:12.187
2 Rosberg Mercedes 60 + 0:29.823
3 Grosjean Lotus 60 + 0:39.892
4 Massa Ferrari 60 + 0:41.692
5 Perez McLaren 60 + 0:43.829
6 Hamilton Mercedes 60 + 0:52.475
7 Raikkonen Lotus 60 + 1:07.988
8 Di Resta Force India60 + 1:12.868
9 Sutil Force India60 + 1:14.734
10 Ricciardo Toro Rosso 60 + 1:16.237
11 Alonso Ferrari 60 + 1:18.297
12 Maldonad Williams 60 + 1:18.951
13 Vergne Toro Rosso 59 + 1 Lap
14 Button McLaren 59 + 1 Lap
15 Gutierrez Sauber 59 + 1 Lap
16 Bottas Williams 59 + 1 Lap
17 Chilton Marussia 58 + 2 Laps
18 Bianchi Marussia 58 + 2 Laps
19 Hulkenbe Sauber 54 + 6 Laps
リタイヤ
Webber Red Bull 39 オルターネータのトラブル
Pic Caterham 35 油圧系トラブル
V D Garde Caterham 1 事故によるダメージ