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シンデレラとなったハース

ある程度の競争力があるとは思っていたが、それを想像以上の結果に結びつけたハース。事実として彼らの開幕戦6位入賞は赤旗中断という幸運が味方したことは間違いない。 だがただの幸運だけで入賞したと思うのは間違いである。 この週末彼らには幸運も味方したが、不運にもみまわれている。新しいフォーマットとなった今回の予選で彼らはQ1でノックアウトされ19位と20位となった。だがこれは彼らの真の実力をあらわしてはいない。 彼らがQ2へいけたかどうかはわからないが、少なくとももう少し上位で予選を終えられたのは間違いがない。 追い抜きが難しいメルボルンで、これだけ後方からスタートしては入賞は難しいはずだった。だが想像以上の幸運が彼らに味方した。 新品のソフトタイヤでスタートした彼らは1回目のタイヤ交換をおこなう前に、赤旗中断。これでロスタイムなしでタイヤ交換できた。しかも彼らはここで正しい選択ーミディアムに交換して最後まで走るーができた。 この時のタイヤ選択はフェラーリやレッドブルでも間違えているなかで、初参戦のハースが正しい選択ができたことは驚きである。 しかもレース後半のミディアムを履いたときのラップタイムはウィリアムズには劣るが、フォースインディアやルノー、ザウバーとは互角であるのは、デビューレースである事を考えれば素晴らしいことである。 こうして幸運と不運の両方がミックスになったハースの開幕レースは終わった。 次のバーレーンGPで彼らがどの位置を走るのかはとても興味深い。