キミ・ライコネンは背中の手術のため、今シーズン残り2レースを欠場する。
キミは現在、給与の未払い問題の渦中にあるが、先週新しい投資家が問題を解決したと述べたのでシーズン残りの2レース、アメリカとブラジルGPに参加すると思われていた。
ところがここにきて事態は急展開。背中の痛みがキミを早期の手術に踏み切らせた。アメリカGPへ行く代わりに、キミは手術のためにザルツブルグに向かう。
キミのマネージャーである、スティーブ・ロバートソンは「キミの今年の活動は終わりだ。手術からの回復に4週間必要だから」と述べた。「確かに最後の2レースをしてシーズンを終われば理想的だっただろう。だがキミの深刻な背中の痛みのため、残念ながらそれは不可能になった」
ライコネンの欠場に給与未払い問題がどの程度、影響を及ぼしているのか不明だが、先週アブダビで契約目前と発言したクォンタムファンドとロータスとの契約はまだ締結されていない。
ロータスは交代のドライバーを探すのに、わずか数日しかない。リザーブドライバーのダビド・バルセッキを昇格させるか、他のドライバーを急遽連れてくるか、すぐに決断しなければならない。
コンストラクターズ2位争いをしているロータスにとって、残り2レースを新人ドライバーで参加するというのは、かなりのギャンブルである。可夢偉は実績があり入手可能なドライバーである。交代ドライバーの名前はまだ出てきていない。