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レース中のピットストップ義務づけは否決

F1チームはレース中に少なくとも二回のピットストップを義務づける提案を否決した。   この提案は、来年エンジンルールが劇的に変化しマシン性能に関して不明な点が多いので、2013年のようなタイヤトラブルを防ぐためになされた。だが9日に開催されたF1戦略グルールの会合で、どのチームからも支持されず、廃案となった。 二回のピットストップ義務づけはアブダビGPでFIA会長のジャン・トッド、F1の商業権を牛耳るバーニー・エクレストン、タイヤサプライヤーであるピレリが同席した会議で計画された。 ピレリとしては2013年のようなタイヤトラブルを経験したくはなかった。 だがチームからは賛同を得られなかった。それはレース戦略を制限されるし、余りにも人為的なルールであると見なされた。 ピレリは12月15日から17日まで3日間のタイヤテストの機会を与えられレッドブル、メルセデスGP、フェラーリ、トロ・ロッソなどが参加する。 しかしこれはある意味、当然である。なぜならどのドライバーも二回ピットストップしなければならないのであれば、作戦的な興味はなくなる。これならタイヤ交換しない方がすっきりしていい。 確かに来年のマシンはモーターを使う機会が多く、トルクが増えるのは間違いがない。だからといって耐久性のあるタイヤが作れないというのは、おかしな話だ。なぜならピレリのタイヤトラブルは長く走ったから起きたというよりは、タイヤの構造自体が弱く、大きな負荷をかけた場合に壊れただけである。イギリスGPでハミルトンのタイヤはたったの8周で壊れ、マッサは10周でバーストした。つまりタイヤ交換を義務づけていても、このトラブルは避けられなかった。どちらにせよ二種類のタイヤを使用しなければならないわけで、1回はタイヤ交換する必要がある。それで安全なタイヤが作れないのであれば、ピレリはF1から撤退すべきだろう。 もちろんタイヤテストが著しく制限されているのは、タイヤメーカーにとって厳しい条件であるのは間違いない。今でもルール上、安全性に問題があればシーズン中にタイヤの仕様を変更することは認められている。

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